水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)

著者 :
  • 集英社
4.12
  • (182)
  • (155)
  • (115)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 1411
感想 : 92
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462296

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 地方軍、禁軍合わせて二十万超の軍と、梁山泊軍四万の総力戦が始まった。梁山泊軍は各地で官軍を引きつけていなしながら時間を稼ぐ防戦主体の作戦を展開する。
    激しい攻撃をうけながら自陣を守りぬく戦いは、胸をすくような躍動感はなく、追い詰められた息苦しさがある。

  • 宗軍の総攻撃。それに対する梁山泊。樊瑞とコウセイの戦い。袁明の生きる力。そして、清風山の燕順の死。次々に訪れるドラマはここへ来て一気に加速する。

  • いよいよ全力戦。スケールぱねぇー。

  • ついに総攻撃が始まる。燕順の最高の生き様にまた涙します。梁山泊の面々が仲良しで和みながら、激しく生きるその姿はあまりにも魅力的。史進大好きです。

  •  最初の方の騎馬隊の話はなかなかおもしろい。途中の愉快なエピソードも含め、史進をはじめとした騎馬隊のメンバーが生き生きしている。

     途中で出てくる張横・張平親子の話が切ない。父親は確かに苦しいと思うけど、息子である本人も苦しいんだなと、控えめな筆できちんと読ませてくれる。心にじーんとしみこんでくるエピソードである。

     最後のほう、官軍の怒濤の攻撃。どう考えても勝てそうもない。負けないことを繰り返しながらじりじりと後退していく梁山泊である。一人ずつかっこいい男たちが死んでいく。派手な見せ場を持つ者もいれば、さりげなく終わる者もいる。後者の方がかえって印象が強かったりするのがこの作者のすごいところである。
    2009/2/24

  • 2010年7月7日(水)に読んだ。

  • 官軍二十万の大軍が梁山泊の各塞を攻める殲滅戦。清風山で燕順が死ぬまで。

  • 遂に、宋軍二十数万との全面対決。
    劣勢の中、梁山泊の各指揮官の活躍が、宋軍の将軍にも目覚ましい活躍の場も見られる。何しろ大軍なのだから。
    期待していた花栄の強弓、轟天雷の大筒、水軍の出動と、後半は一気に読み進める。

  • 【いい人生だったよ】

    その先に死が待っていても送り出さねばならない。。20万の官軍がついに梁山泊の各塞に総攻撃をかける。そして二竜山の攻防。
    またまた熱い1巻。

  • いよいよ宋対梁山泊の全面対決。

全92件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
北方 謙三
北方 謙三
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×