- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087463071
作品紹介・あらすじ
下町の救命センター。不測の事故や予期せぬ発作で、瀕死の状態に陥った人間の、救命と社会復帰のため、24時間態勢で最善を尽くす医療現場である。生死の境目にある患者と、突然のことに戸惑う家族。まざまざと見せつけられる生身の人間の強さと弱さ、怒りと諦め、悲しさ…。患者の高齢化、人材の不足など様々な問題を抱える現場を知り尽くした医師が、死生観を問う。ヒューマン・ドキュメント。
感想・レビュー・書評
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大好きなシリーズ
養老先生の解説もいい -
著者の他作品と似てるようで、それぞれのケースに特色があり、医師の葛藤、本音を垣間見ることができた。高校生の時に読んでいたら医師を目指していただろう。
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手紙形式の語り口ではじまり、救命救急のリアルな現場が描かれていきます。
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部長さんになったからか、人間模様を大局的に見た感じになっている。救急救命という、世の多くの人にとっての非日常にあっては様々な思いが交錯するものだ。
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少し前に読んだ「救命センター当直日誌」の続編。合わせて以前に入手していた本。救命センターでのあれこれをエッセイ的に。でもそれが人の生死を見つめるものだから、軽い読み物のようで深い内容になっている。
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下町の病院の救命センターについてだったので手に取ってみた。なかなか仕事で関わらない領域なので、新鮮だった。ここらへんでは、MRなんて全く持って役に立たないだろうな。
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本書は救命センターの医師が続ったヒューマンドキュメントである。自殺、児童虐待、インフォームド・コンセント、高齢者医療などについて、救命センターの視点から語られている。死生観について考えさせられる本である。
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救命センター部長ファイル
救命救急センターの部長として、日々瀕死の患者さん達と向き合っているお医者さんの多分実話に基づく日誌の様な、日記のような、エッセイのような小説のような本。
AEDって大事なんだな。