- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087467024
作品紹介・あらすじ
学問の愉しさ、喜びとは何か。そして、創造することの愉しさ、喜びとは-。フィールズ賞に輝く世界的数学者が自らの半生を振り返りながら、父母や友人のこと、数学へ没頭していった学生時代、そして失敗と挫折から世紀の難問「特異点解消」の定理を完成させるまでのすべてを、飾らない言葉で語る。激動の時代に独自の生きがいを創造するために、著者から21世紀を生きる若者へ送る人生、学問論。
感想・レビュー・書評
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こういう本には中学生か、高校生の頃に出会いたかったな。そういう多感な時期に読むと、この本から得るものは今と比べようにならない程多かったと思う。読みやすいし、凄い良い本(小並感)。
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生きること。学ぶこと。創造すること。に対して明快な考え方を
提示してくれる一冊。
生きることはけして平等ではないけど、学ぶことは本人が意欲があればどこからでも学ぶことができる。そんな著者のさまざまな生きていく態度が散りばめられている。
勇気を与えてくれる本です。
”自己の新たな一面を発見し、「自分には、こんなところもあったのか」と、自らをより深く理解する喜びは、はるかに大きなものだ、と体験を通して私は思う。 ”
人生において、そんな喜びをなんど味わえるんだろう。そう思いながらも創造してくことを大切にしていきたい。 -
数学者の話はいいなと思ってます。
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「学問の発見」で著者を知り、本書を読む。読み終える時に「学問の発見」の改題、加筆、修正版であることを知った。そういうことで、「学問の発見」の再読として本書を読んだ。
ところで、本レビューを書いている少し前に、世間で三角関数の必要性が問われていたのだが、著者が考える「学ぶことの意味」が一つの解となりそうに思う。 -
フィールズ賞も受賞した広中平祐先生の自伝です。
それと共に、生きるとは、学ぶとは、といった問いに答えた
人生論・学問論にもなっています。
理数理 ヒロナ||5||4 11895633 -
広中さんの考えにどっぷり浸れる本。研究者の苦難も感じることができるエピソードもあり、研究者を目指す人は一読すれば、覚悟の一つに加えることができるのではないだろうか?
・僕アホやし。
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問題に相対し解けない時、その問題に対し、制限をかけて、解きにかからず、
その問題を一度理想化し、再構築し、より難しい問題にした上で解きにかかる。 -
数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞受賞者の著者が、人生を振り返りながら、学ぶ喜びとは何かを説いた本。東工大に入って日々勉強する中、ふと自分の立ち位置が分からなくなったら、読んでみて下さい。すっと心に風が吹き込みます。
(電子物理工学専攻 M1) -
お説教されるのかなと思ったけど、あんまりされなかった。自分にとってはとても良い本だと思った。