- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087468489
感想・レビュー・書評
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想像していた内容と違い、主人公に感情移入できるか心配だったが、最後には満足できた。理解できなくても良いのだが、他人事ならありえないと思うことも、いざ自分の身に起きると判断力を失い意味不明な行動を取ることもあるよな、と納得。元彼はともかくなぜ親友といきなり疎遠に?と疑問だったが、些細な言葉やその日の気分・心理状態に影響されるのが人間関係だと思う。こんなに落ち込むことだろうか、と余計に悩んでしまうのは大いに共感。感情をありのまま受け入れる、って大事。
久しぶりにグレープフルーツを食べたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アラサー女性ならヒリヒリするんじゃないか。。
昔の彼氏と昔の元親友の結婚のニュース。
その恋自体には未練はないけど、なんだかうまく表されない気持ちのモヤモヤが。
しかも自分は前日に彼氏と別れている。
悲しみには底があって、それを越えるとなんだかふっきれる。
所々にあーわかるわーって言うのが。
女性ならどっかに共感すると思う。
複雑な気持ちの揺れ動きは描かれてるけど、最後はうまく落ち着かせた。
完全なハッピーエンドではないかもしれないけど、未来に向けて、でハッピーエンドなのだろう。 -
普通の人たちの普通を、普通に描いてるだけなのに。人間観察がすごい。
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とても読みやすかったです。
共感するかどうかは別として、感情移入はしやすかったと個人的には思いました。
悩みを明るくまとめてくれるようなきっかけが欲しかったのでよかったです。 -
背中を優しく押されるようなお話で、とても好きです。
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描写が丁寧で、主人公の気持ちがすごく伝わってきた。
読む時の自分の状況によって、感じ方が変わるんじゃないかなと思う。
一気読みしやすい本でした。 -
浅川梨花の高校時代の彼氏、由比謙治と高校時代の親友町田沙紀の結婚招待状が届きショックを受ける現在の梨花と、高校時代の過去の話が代わる代わる出てくる書き方が切なくて、はがゆかった
。些細なことですれ違って別れただけで喧嘩別れなわけではなかったからこそ、過去を思い出して悲しくなったり虚しくなる梨花の気持ちがわかったし、疎遠になってたのは自分だけなのかと思い詰めるのもわかるなぁ。
最後の、高校時代のリレーのシーンがみんなが一生懸命で、みんなが応援して、みんなで頑張って、みんなで笑って、、、青春っていいなとうるっときた。
飛鳥井さんの描写はいつも綺麗で繊細で優しくて、思いやる気持ちが暖かかくて好き。 -
飛鳥井千砂さんの本を読んで、これも読みたかったんだ。
偶然入手。
面白い。けど、若いなぁ。 -
結婚を意識してた恋人と別れ、追い討ちのように元彼と親友の結婚式の招待状が届き、どん底の主人公のお話。
何に悩んでいるのか、落ち込んでいるのか、よくわからずもがいてもがいて前を向く主人公にきっと同年代の主人公なら共感するだろうなって思いました。話の予測はつきやすいけど、でも一気に読み進められるそんなお話でした。