レックス・ムンディ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 335
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472141

感想・レビュー・書評

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  • これを初めて読んだのはたしか中2の夏。。。
    中2病でオカルトMAXだったからとってもしんけんに読んだ記憶が。。。

    大きくなって読むとあれ?こんな内容だったっけ?ほんとに読んだっけ?と記憶の相違が。。。一緒に読んだ『レンヌ=ル=シャトーの謎』とごっちゃになってたかも。
    なにわともあれ日本人でこのテーマに挑んでくれた荒俣氏の志に星みっつ!

  • 01/14

  • 推理小説ではないので、殺人事件が話の中心ではないが、オーパーツものとして読めば非常に面白いと思う。話としては「イエス・キリストの復活」に関する見解というか新たな解釈であり、そのキリストの復活にまつわる謎に、新興宗教と学会を追放された元考古学者(盗掘屋)が関わって不可解な出来事が起こる、というモノなのだけど、ハッキリ言って、ある程度キリスト教や聖書など、宗教的な基礎知識や欧州の神話などに興味が無いと読み辛いかもしれない。「キリストの復活」に関しては、現在でも最も大きく不可解な謎であり、確かめる術は無いのだから、未来永劫謎のままなんだろうけど、その解釈はキリスト教の中でも宗派などによって実に様々であり、その解釈の違いによって宗派同士の軋轢が生まれたり、異端に貶められたりと喧々諤々の論争が起きている事は事実である。そもそも、死者の復活もといキリストの復活は何を意味するのか。同じ肉体をもって再生、復活するのか、それとも別の肉体を借りて現世に甦るのか。本書に於けるこうした議論だけでも十分に面白いし、細胞学やウィルス研究(これは僅かだけど)、古代遺跡(いわゆる宗教的聖地)の立地に関する意見なども興味深い。壮大な与太話であるが、却ってスケールの大きさを感じた。但し、結末には多少チグハグな部分があるし、長い説明を読み飛ばさずに読み切るだけの忍耐力も必要かも。

  • ダ・ヴィンチ・コード、パラサイト・イヴ風味。
    めっさ分厚いですが徹夜本。

  • 某有名大ヒット小説(&映画)を思わせるネタ。
    だけどこちらの方が早い。
    キリスト教徒としての刷り込みみたいなものがない私(と多くの日本人)にとって、某有名・・のときと同じように衝撃度が低いのではないでしょうか。
    それよりカルト教団の方が危ないんじゃないかという思考にいってしまう。
    それではこの本のすごさってわからないと思うのです。ちょっと残念。
    あと、なぜだか読みにくい小説。

  • 登場人物のテンションがあまりにも高すぎて、ちょっと疲れてしまいました…
    オチはなかなか良かったと思うのですが。

  • 『ダヴィンチコード』と同じキリストのこと題材にしてるけど、あまり面白くなかった。いろいろなモチーフ使ってるけど、最後まで引っ張れなかった…って感じ。

  • 意外とあっさり読める。

  • 荒俣宏さんらしい作品。一気にドバーっと読める。面白い。深く考えると醒めてしまうので、勢いで読むといいと思う。

  • ジャンルはホラーとなっているが、あまりそういう感じではなかった。
    どちらかといえば、ミステリーだと思う。
    <br>
    <br>
    キリストの聖遺骸、謎の教団、秘密結社・・・<br>
    レイハンター青山譲が、ヨーロッパ文明最大の謎に迫る。<br>
    キリスト教世界を震撼させたレンヌ・ル・シャトー事件が題材である。<br>
    <br>
    膨大な知識の泉に溺れさせてくれる上に、緻密なストーリー展開がある。<br>
    これだけ揃っている小説は、間違いなく面白い。<br>
    荒俣氏の小説はいつも緻密で、論理的矛盾がない。そこに感心させられる。<br>
    <br>
    長編小説ではあるが、一気に読める。<br>
    ぜひ一読を。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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