偽史日本伝 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472509

感想・レビュー・書評

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  • 源義経はチンピラで実は弁慶こそが真の義経であった話、清少納言と紫式部の悪口合戦、タイムマシンで坂本龍馬を助ける話などの異日本史。

    (2008/2/29 読了)

  • あくまで偽史、として。とても面白い
    ユーモアのある作品はとても好きだ。

  • 歴史パロディシリーズ。
    これを読むためには歴史の勉強をしなければなりません。
    予備知識があったほうがおもしろいというのはもちろんですが、
    なんの知識もない人がこんな本読んだら信じちゃいますよ。

  • 鋭いような深いような軽やかなようでいてギクっとさせてくれる楽しい本です。

  • 【蘇我入鹿暗殺の日、日本にテレビがあったらワイドショーは、さぁ、どうする?!(「大騒ぎの日」)“など。大胆不敵な珍解釈&奇説を繰り広げる歴史物語】

    歴史の有名どころばかりなので、元ネタが分からない、ということもないし、歴史をしっかりと踏まえた上での説なので、とっても面白く読めた。特に「転がらぬ男」が好き。

  • 080409(080414)

  • コメディ有り、SF有り、人情物有りとなんか色々。「苦労判官大変記」では、この義経・弁慶コンビいいなぁ、と思ってみたり、「開化ツアー団御一行様」では、そういうところあるかも、と頷いてしまったりと面白かったです。
    清水義範の書いた長編明治維新物とか、関ヶ原物とかも読んでみたい。

  • 蘇我入鹿の暗殺の日、日本にテレビがあったら、ワイドショーは、さぁ、どうする?! 大胆不敵な珍解釈&奇説を繰り広げて日本史を斬ってしまった、爆笑必死、歴史物語。
    ※嘘っぱちでも、面白いです。

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。

  • 日本史の色々な題材や事件を元に、作者風にアレンジした?って感じの新しい感覚の日本史伝。
    古代から維新までの流れに沿って、14の短編集で構成されているが、それぞれに変わった観点から面白おかしく描かれていて、笑える。
    大体、その感覚がね。私と似てるって言うかリンクする感じで良かった。
    歴史小説って感じは全くない。
    特に、世に言われる「大化改新」の事件のお話なんて、古代だって言うのに名も無き主人公はテレビを見てその情報を知ると言う構成になっていて、面白い。
    自分的には、源義経と弁慶の話が面白かった。
    実に斬新な感じ。
    どの話もそうなんだけど、発想の転換とはまさにこの事って思うくらい、奇抜。でも、一応は史実や色々な人の解釈や説を元にしてあるので、奇抜なんだけど、そういう事もアリかもな〜って思わせる所がある。
    全くのウソのオリジナリティ物、では無いところがこの作品のミソってところだろうか。
    歴史が苦手って人にも、面白く読める一冊ですね〜。

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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