母と娘の40年戦争 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472691

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者の吉永さん自身が、母上の支配と格闘した日々。その克明な記録と同時に、なぜ母親があれほどまでに自分に執着したのか、そのこころの足跡も自らの足で辿り、最終的には愛憎の日々を水に流している。まさにセルフセラピーのプロセスモデルとなりえる内容で、親の存在を息苦しく、疎ましく思い、辛く人生を生きている人にはよりリアルに響くはず。最後には心理学の専門家があとがきをよせており、その意義深さを補っているのもよかった。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

吉永みち子
1950年埼玉県生まれ。東京外国語大学卒業後、競馬専門紙「勝馬」の記者となる。吉永正人騎手と結婚後、『気がつけば騎手の女房』を発表し、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。ノンフィクション作家としての執筆活動を続ける。テレビコメンテーターと活躍するとともに、政府税制調査会などの委員を歴任。現在は、映画倫理委員会副委員長、民間放送教育協会会長、日本年金機構理事などをつとめる。著書に『試練は女のダイヤモンド』『終活にハマる女たち』『増補文庫版 怖いもの知らずの女たち』などがある。

「2022年 『老いを楽しく手なずけよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉永みち子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×