病の大陸 (集英社文庫)

著者 : 中原英臣 大鐘稔彦 富家孝

• 集英社 (1994年10月20日発売)

感想・レビュー・書評

[出雲一寸さんの感想 · 2011年7月28日]

「病の大陸」3

著者　中原英臣、富家孝、大鐘稔彦
出版　集英社

p91より引用
“いまさらスポーツが身体に悪いなんて
口が裂けてもいえない。”

医師三人による、
雑誌連載当時の病気の最新情報に書き下ろしを加えた一冊。
カゼからガンに関する事まで、
身近な病気について基本的な知識や豆知識等が書かれています。

上記の引用は、
対談の中のスポーツ障害についての一文。
体が出来ていない子供のうちは、
あまり無茶な運動は避けた方が良いのではないかと思います。
けれど、
プロスポーツ選手を目指すなら、
小さい時から始めた方が有利でしょうから、
加減が難しい所だろうと思います。
いい指導者に出会えるのが、
それが何より幸運な事なのではないでしょうか。
1994年の出版なので、
スポーツへの接し方や部活のやり方も、
随分変わっているとは思いますが、
それでもアルコールの強要等の問題を、
今でも時々ニュースで見かけます。
お酒を飲める年齢になっているのだから、
もう少し何とかなって欲しいなと思います。

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著者プロフィール

中原 英臣（なかはら ひでおみ）
医学博士。西武学園医学技術専門学校東京校校長。
専門はウイルス学、遺伝学。雑誌評論の他、
『感染症パニック』など著書多数。

「2022年 『若者がセックスしない国、少子化日本の大罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」