これを食べなきゃ わたしの食物史 (集英社文庫)

著者 : 渡辺淳一

• 集英社 (1998年10月20日発売)

感想・レビュー・書評

[reinouさんの感想 · 2017年1月12日]

北海道出身の著者が、イクラ漬、鮟鱇、ニシン、松茸、豆腐など様々な食材を題材に、自らの体験談を踏まえて書いたエッセイ。｢大体北海道では、イカは呑み込むもので、食べるものではなかった」の叙述が、豊穣な北海道の魚介類のありようを物語っていよう。

[Makkyさんの感想 · 2012年8月20日]

様々な食材についての話が出てきて、とても面白かった。

著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」