岩伍覚え書 (集英社文庫 み 9-1)

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  • 集英社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087502602

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  • 大正時代、高知納屋堀で芸妓娼妓紹介業を営んでいた岩伍が語る。農業学校の先生の明神夫婦の詐欺、曲がり根性英次のすぽ抜き、満州の楼主となった戦友粂原君と上流三姉妹、博徒抗争と元力士と娼妓。

    大正末から戦争の頃、高知や大阪神戸、満州、時代や暮しが見えてくる。

  • 決してつまらないわけじゃないんだけど、全く区切りなく進むのと、少し古めかしい表現がどうにもわかりにくく入り込みにくかった。

  • 他の作品では妻や娘の視点から語られ、あまり胸中がわからなかった岩伍が書き記すお話し。でも、饒舌すぎて少し彼のイメージが変わってしまった。どこまでがフィクションでどこまでが現実を元にしているのでしょうか。気になります。

  • 喜和の夫、岩伍から見た様々な出来事がかかれています。

    読み始めとても難しかったのを覚えています。

    これを最後に読んだので、喜和、綾子に感情移入していた
    こともあり評価は★★です

  • 岩伍は著者のお父さんがモデルですが、一連の物語の原点というべきなのがこの本ですね。

  • いわゆる「玄人」のものの考え方?
    がわかるようなきがする

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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