女の肖像 (集英社文庫 57-F)

著者 :
  • 集英社
2.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087507584

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 実家に帰っていて、親の本棚から一冊。名前は知ってたけど初めて読んだ作家です。非常に稚拙な表現ですが「昔の女流作家」という印象。昭和40年代くらいが舞台でしょうか、以前は画家を志した主人公の女性が、かなり年上の画家に惹かれて結婚したものの、夫となった画家は自由奔放にヨーロッパへ行ってしまい、前妻との間にもうけられた息子とともに日本に残されてしまう。生活も苦しくなり、人の世話で画廊に勤めるようになり、そこから昔の人間関係がもう一度つながったり、絵を買ってくれる顧客と親しくなったり、主人公の人生が少しずつ変わっていく。そんなお話です。こういう時代、こういう女性もあっただろうなあという感じでして、、2.5点。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

芝木好子(しばき・よしこ):1914-91年。戦後を代表する小説家の一人。生まれ育った東京下町への哀惜を託した文章で知られ、芸術と恋愛の相克に苦しむ女性の生き方を描いた小説に独自の境地を拓いた。芸術院会員。文化功労者。主な著書に、『青果の市』(1941年、芥川賞)、『湯葉』(1960年、女流文学者賞)、『夜の鶴』(1964年、小説新潮賞)、『青磁砧』(1972年、女流文学賞)、『隅田川暮色』(1984年、日本文学大賞)、『雪舞い』(1987年、毎日芸術賞)がある。

「2023年 『洲崎パラダイス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芝木好子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×