安南の王子 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520439

感想・レビュー・書評

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  • 評価の高いという初期の二作よりも、自身の経験に根ざした他の三作の方に惹かれた。家族から自立しようとして逆に家族に捕らわれたモラトリアム、という解説には頷けるものがある。

  • 千鶴がいい

  • 若者の虚無感はいつの時代も一緒なのかも。この本を初めて手にした頃は頽廃と刹那の王子様にうっとりしていたなぁ。山川さんはあまり有名じゃないけど、とても好きな作家。

  • 原色で鮮やかな表紙とうらはらに、中はけだるーい若者たちの世界。そのギャップは、物語の中の世界観と一緒なのかも。
    表題作も余韻が残る名作ですが、「千鶴」という、軽い障害(なのかな?)がある少女との頼りなく寂しい恋物語も印象的。

  • 甘い死。

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著者プロフィール

山川 方夫(やまかわ・まさお):1930年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院中退。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、『クリスマスの贈物』が直木賞の候補となる。著作に『安南の王子』『愛のごとく』『目的を持たない意志 山川方夫エッセイ集』などがある。「ヒッチコック・マガジン」連載の“親しい友人たち”が探偵小説読者から高く評価される、謎を扱ったショートストーリーの達人でもあった。

「2023年 『長くて短い一年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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