セルロイドの息子 血の本(3) (血の本) (集英社文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087601275

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  • 「血の本」シリーズ3。ダーク・ファンタジーとは彼のような作品を言うのだなとあらためて思う。エログロでもあるんだけど、どこか突き抜けた静謐感がある。
    異形の者、非現実的な恐怖……そういうものに興味のある人には向いている短編集。

  • 「好色稼業・屍衣の告白」屍衣に乗り移って復讐を成し遂げる話、「生贄」の溺死者の霊が集まる孤島のイメージ、「魂の抜け殻」木偶が人間に成り代わるちょっとコミカルな話。屍衣が一番気に入った。

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     ホラー。現代。短編集。
     モダンホラー。スマートなスプラッタ。無夜の心の師匠。この人、ホモのキャラがけっこう多い。アパラットでは「キャリオン×レテオ」はありえたんだろうなと、ちょっと邪な笑みを浮かべたり。

     表題は「癌細胞」と「銀幕」の融合。セルロイドは映画のフィルムを差している。なんでそんなに強いんだ、癌細胞……。そして、馬鹿なヒロインが取る行動を取らないように動く、デブの映画館スタッフのバーディ(女)。癌細胞の始末の仕方は、その肥大した敵に、ごろりと全体重を乗っけて潰して殺す、という。
     ……ホラーヒロインにはまず真似できない始末をしてくれる(笑)

  • <血の本>はいちおう全部読もうと思っているのだが、Ⅱから4年近くたってしまった。果たしていつ最後までたどりつけるのだろうか・・。まあそれはさておき。相変わらずの血腥いお話でございます。
    「セルロイドの息子」アメリカらしい映画(館)ホラー。ハリウッドとホラーは相性がいい。
    「髑髏王」眠れる怪物が甦る話。映像化がみたい感じ。
    「好色稼業・屍衣の告白」騙されて殺された男が変身して復讐する。集中ベストかな。夢さんの某作を思い浮かべる。
    「生贄」難破した船が辿り着いた奇妙な島。マタンゴ?
    「魂の抜け殻」美しい男娼が恐ろしい目に会う。結末はちょっと不思議な感じ。

  • [セルロイドの息子]
    [髑髏王]
    [好色課業・屍布の告白]
    [生贄]
    [魂の抜け殻]が収録。

  • 血の本 3

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