マドンナ 血の本(5) (血の本) (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087601329

作品紹介・あらすじ

閉ざされたスイミング・センター。そのプールに棲息する全裸の女たちが腕に抱いていたのは、得体の知れない粘液まみれの赤ん坊、謎の美女マドンナの子供だった。満々たる水底深く、異相の迷宮へと男をいざなう表代作。落書きになう表題作ヘレンが味わう死の恐怖を描く「禁じられた場所」、奇怪な化け物に変身する同房者、夜ごと夢に現われる死者の街-囚人クリーヴの異様な体験を通して人間の《生と罪》の源を解き明かす「夢の中」他、全4篇を収録。《血の本》シリーズ第5弾!

感想・レビュー・書評

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  • この巻は4編全て80P位で丁度読みやすく、中身もみな平均点以上の出来だと思う。

  • 「夢の中」がダントツに良い。次点が「マドンナ」かな。

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     ホラー。現代。短編集。
     モダンホラー。スマートなスプラッタ。無夜の心の師匠。
     「夢の中」は腐女子妄想を書き立ててくれる(笑)
     刑務所。二人部屋。二十一才なのに、五歳は若く見える男の子。
     ラブクラフトを読んだばかりの頭には、こういう邪悪な雰囲気は等しくクトゥルフ邪教に飲まれそうなんですけれど、師匠の話は艶っぽい。エロっぽい。

     表題は閉鎖したプールに存在する奇妙な生物マドンナ。女達を操って(信仰してもらってるだけかも)、自分の子供の乳母をしてもらい、彼女は生むだけらしい。
     美少女の乳母たちが頑張る。侵入者に魔法かけたり、赤ん坊の世話したり。
     ……あ? 違う? 
    「禁じられた場所」は13日の金曜日っぽい。夢の中からこんにちわ、って感じ。
     噂の実体化。

  • [禁じられた場所]
    [マドンナ]
    [バベルの子供たち]
    [夢の中]が収録。

  • 血の本 5

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