ドクター・ヘリオットの愛犬物語(上) (ドクター・ヘリオットシリーズ) (集英社文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087602135

感想・レビュー・書評

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  • 英国の獣医さんが作家となり、犬とその飼い主たちを愛情持って描いています。主人公は犬とも飼い主とも言えない小話の数々です。犬の安楽死、犬のお産、また天国で愛犬に会えないことを気にする老婦人、1年間見捨てられた可哀相な犬を愛情により復活させた婦人、兄弟と出会って喜ぶ犬、車を追い越さんばかりに喜んで走る犬・・・。訳者の畑正憲の世界そのもので、可愛い愛犬たちの姿とそれを愛しむ人間たちの姿にはほのぼのとしてきます。

  • タイトルを見て、「苦手そう」と思いながらも購入しましたが「当たり」でした。
    獣医であった筆者が、患畜とのエピソードに弱冠の脚色を加えて小説に仕上げています。

    上下巻で40ものショートショートを読む事ができ、どこからでも読める手軽さと内容で、おすすめです。

  • 上下巻
    獣医の語る愛犬物語。
    英国人と犬は…

  •  犬専門の獣医になりたかった著者は結局犬以外の馬・牛・羊などもまとめて診る獣医さんになったそうです。幼い頃からの理想とは違ってしまいましたが、大好きなヨークシャー地方で素晴らしい家族を持ち、たまに犬を診ることもあり満足のいく人生のようです。その中で、巡り会った患犬とその家族の事をユーモラスに書き上げています。
    動物系の物語はやはり面白いのでしょうか? それとも、動物とかかわることにより、人格が素晴らしく形成されていくのでしょうか。
     『こんな人いるかもしれない』と思わせてくれるような登場人物や、『犬にもこんなに色々な性格があるのか』と動物を飼ったことのない私は感慨深い作品でした。

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