フランドルの呪画 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087603965

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  • 絵画修復師フリアの元に持ち込まれた15世紀のフランドルの巨匠の傑作「チェスの勝負」。画家が隠したメッセージ”誰が騎士を殺したか?”あるいは”ナイトを取ったのはどの駒か?”の謎解きを始めたフリアの周りに次々に殺人事件が。そして殺人事件と絵の中のチェスの勝負はリンクしている。画家のメッセージは何か?そして現実の殺人事件の犯人は?

    謎解きを楽しむためのミステリ。そのためだけに架空の画家とその舞台を思いきり細かく描写され、チェスの勝負も一コマ一コマじっくり書き込まれている。地味だけど謎解きメインなミステリファンには楽しめる作品。
    逆に登場人物のキャラクターを楽しむ人は途中で音を上げるかも。

  • この本は、謎ときが楽しく推理小説が好きな人にむいてるとおもいます

  •  絵画の修復家のフリアが依頼された、15世紀の絵には「誰が騎士を殺したか?」という文字が隠されていた。
     最初、その絵の謎を探る話が、現実に殺人事件が起こり、巻き込まれていくのだけど、15世紀の殺人がリアルなのか、現代がリアルなのか、混沌としてくる。両方の時間軸に、チェスの試合が深く関わってくるからなのだろうけど、これがすごく効果をあげていると思う。ただ、難解ですがね(苦笑) 
     読むのに、エラク時間がかかったけど、面白かったことは面白かった。が、次作を読むかというと……。にしても、近頃見ない字のびっしり詰まりようでした(ばく)

  • 絵画の謎解きとしては面白いのだろうが、主人公が、仕事をしながらタバコを吸ったり、コーヒーを飲んだりするのは、絵画修復師としてどうなんだ・・・ということばかりが気になってしかたなかった。

  • セサル、フリア、パコモンテグリフォ
    登場人物の音からしてそそられる

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