- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087605587
感想・レビュー・書評
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この本には「ぎざ耳ウサギの冒険」「黒いくり毛」「あぶく坊や」「ビリー」が収録されていますが、犬の話の「ビリー」は「動物記〈第5〉」で既読です。
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シートン動物記の三冊目。
いのしし=レイザーバックの生き生きした活躍が見物の「あぶく坊」や、バカ犬ビリーの素敵なお話「ビリー」が個人的にはツボでした。
シートンの本はどれも毛色が少しずつ異なりながらも、読者の心をつかんではなさない何かを持っているような気がします。 -
本巻は、物語の色が濃くなります。もちろんシートンさんですから、自身が調査したこと、取材したことを元に描かれています。
久しぶりの動物記、自分が随分長い間、草の香りや土に触れていなかったと気づきました。生きるとはなんなのか、ゆっくり噛み締めた一冊です。 -
むかーし昔、アニメのシートン動物記は大好きでよく見ていたのですが、本を読むのは初めてでした。
決して過剰に書かれているわけではないのに、シートンの動物への愛情がひしひしと感じられて、ぎざ耳坊やのお母さんが命を落とすところは、電車だったのにも関わらず涙しそうにもなりました。
ただ、愛玩ペットとしてねこかわいがるだけではない、動物のありのままの姿に対する尊敬と理解、そして真の愛を持ったひとでないと描けないような場面がたくさんあって、そんな彼に比べれば、私はにわか動物ファンというか。修行が足りないというか。もっと、大きな心で動物と自然界と接しなくては、という気持ちになりました。
イノシシは、これまでそこまでの思い入れもなかったのですが、感動しました。こんなに雄々しい生き物だったんですね。クマとの対決シーンは、そこいらの少年マンガバトルを遥かに上回る決戦でした。
勝者がいれば敗者がいて、メリットを手にする者がいればデメリットを抱え込む者がいて、どちら側から見るかによってまったく状況が変わる、というのは動物界に限ったことではありませんね。
人の振り見て我が振り直せとはよく言ったものですが、動物たちから教えられることもまた、たくさんあるのではないかと思います。 -
08mmdd読了
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「燃えさかる炉と黄金」
08/09/17−読了− -
生協で購入 未読