- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087710687
作品紹介・あらすじ
出頭という言葉を聞くと、芹沢はあの出来事を思い出す。刑務官が押さなければならない、死刑執行の3つのボタン──「ラストストロー」。家族にまつわる七編の短編を通して、人生の機微をうがつ。
感想・レビュー・書評
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短編集。謎解きが癖になりそう。
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身内の犯罪を描いた短編集。身内同士が結託した犯罪、身内が復讐する犯罪、身内同士で憎しみ合う犯罪…いろいろな立場から描かれていて、血の繋がりが濃いからこそ、他人同士の犯罪より、嫌な気分になったりもしたが、相変わらず、短編でここまでまとめる巧さを感じる一冊。
タイトルになった「血縁」はもちろん、他の作品もタイトルの意味を考えずにはいられない作品ばかり…本当、この人の短編は凄い。 -
短編なので、サクッと読めてしまったが、登場人物がイヤーな感じの人が多かった。
やっぱり長編でじっくりと人となりを知った上での話の方が面白いし読みごたえがあるかな。 -
長岡さんの本は4冊目。
短編集で読みやすかった。 -
何だかどこかで読んだ何かに似てると思った。
だから、日頃トリックが分からない私が、次がどうなるか最後は…と予想できるものがあり…
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10月-11。3.0点。
「血縁」がテーマの短編集。兄弟とか、親子が犯罪を犯したり、復讐したり。
サラッと読める。 -
「苦いカクテル」と「黄色い風船」の話が良かった。
長岡さんの話は、最後に救いのある内容の方が個人的に好みです。 -
読みやすく面白かった
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7つの短編からなる。何だか悲しい話が多かった。最後の「黄色い風船」は救われる。一つこういう話は入れてて欲しい。