- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087711233
作品紹介・あらすじ
ええもんには底力があるんや。品物も、人も底力や! 13歳で丁稚奉公に入り、大阪船場商人の魂を叩きこまれた信治郎。20歳の春、鳥井商店を開業し、葡萄酒の製造販売に情熱を傾ける――。サントリーの創業者・鳥井信治郎のひたむきな日々。
感想・レビュー・書評
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明治時代の頃の話で、大阪弁で書かれていることもあり読みづらいと思いきや、とても引き込まれる展開。文章も過不足ない表現でとても読みやすい。サントリー創業者の信念をしるいい機会になりました。
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立身出世譚が好きだ。
エネルギー、前向きさ、行動力、好奇心、オープンマインド、努力、根性、集中力、、、
前向きな力が湧いてくる。
冒頭。鳥井信治郎と、ある少年が出会う場面。
自分でも何故だか分からないが、いきなり涙が出てしまった。 -
面白いです。続きが読みたいと思えました。昔のことなので、少し読みにくい所もありますが、それは気にならないほど引き込まれるものがあります。
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松下幸之助は自転車の丁稚時代に鳥井の店に出入りしていた
店を開いた当初は缶詰でも炭酸水でも何でも手を出した -
当時、ワインを作ろうという考えに至るのが凄い。きっかけを知ると納得。利幅の大きな商品。前例のない事業をやるのは、安定志向の私には、無理。サクサク読める!
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大阪弁のリズミカルな会話と、簡潔だけどしっかり意味の詰まった文章でさっと読めて楽しめました。
部屋にこもってじっとブレンドする情景、瓶を大切に抱える場面、先を見定める大胆なエピソード、様々な出来事を今、目の前で見ているようにありありと感じることができました。
鳥井氏の推進力もすごいですが、それを支える周りの人たちもとても頼もしく、関わった人みんなの夢だったのだなと感じました。 -
商いの話はやっぱり大阪弁がぴったり。
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サントリー創始者、鳥井信治郎の大阪、船場での丁稚奉公から開店前夜までのお話?大阪弁でのかいわがコミカルで心地いい文体。また、大阪の成り立ちや世界情勢から見た日本、居留地外国人から見た日本が随所に描写されており一気読み…怒涛の如く下巻に…
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サントリーの創始者が13歳から丁稚奉公で商いを学び、自分の店を出すように出るまでの話。
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一代をなす人物は、幼少期から光るものがある。
聡明な主人公が次々と事業を拡大する展開はわくわくした。実際に大阪の地名や店が出てくるのも面白い。話し言葉が小気味いい。