楊令伝 7 驍騰の章

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  • 集英社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712704

作品紹介・あらすじ

双鞭、閃きて陽影光陰を裂き、黄沙を染む宿命の大戦、終に始まりて在り。

感想・レビュー・書評

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  • 「息子が、親父より先に、死んではならん」

    呼延灼〜。゚(゚´Д`゚)゚。

    いよいよ死に出しました『楊令伝』
    どうせあれでしょ?がんがん死んでくんでしょ?
    生き残った第一世代の好漢たちが死に様を見せまくるんでしょ?

    もうやめて!

    そして、スーパーパーフェクト超人だと思ってた主人公楊令にとんでもないトラウマ発動
    そりゃそうよ!そりゃそうなのよ。゚(゚´Д`゚)゚。
    楊志が楊令を守って死んだとき喋れなくなるほどになってるわけだからね

    すまんかった
    なにがなんでもできる超絶万能主人公だよ
    ぜんぜん分かってなかった!
    分かった気になってたけどぜんぜん分かってなかった!
    楊令の悲しみに気付けてなかった!
    楊令の心に寄り添えてなかった!
    わいダメな読者や
    ダメダメな読者や

    でも楊令伝はあと8巻あります
    ここからは任せて
    楊令はわいが守る!(シャキーン!)

    • 1Q84O1さん
      もしくは潮の満ち引きか!?
      どことも悪戦苦闘ですね…(¯―¯٥)
      もしくは潮の満ち引きか!?
      どことも悪戦苦闘ですね…(¯―¯٥)
      2024/02/07
    • ひまわりめろんさん
      Σ(゚Д゚)
      よく考えたら別にずっとそうだからそんなの関係ないわw
      Σ(゚Д゚)
      よく考えたら別にずっとそうだからそんなの関係ないわw
      2024/02/08
    • 1Q84O1さん
      ふむ
      確かにそーですね
      ずっとこれだからこれが普通ですねw
      ふむ
      確かにそーですね
      ずっとこれだからこれが普通ですねw
      2024/02/08
  • お互いを守り合うと約束した張平と楊令。張平が街で盗みをしたのを楊令が守ったのを思い出した。子午山ブラザーズ全員まとめて抱き締めさせてほしい。

    絶望を知らない高俅の姿に私は絶望した、最後まで嫌な気持ちにさせるやん。

    豪傑達の名前、並べただけでも涙出てくるな

    わたしの推し!!!笛まで!!ふける!!!
    かっこよくて!優しくて!強くて!賢くて!音楽もできる!!!!なに!!!でも死亡フラグ立った。
    202ページの、「生まれた時に抱いていた悲しみと、死ぬ時に抱いている悲しみは、どこか違う。その違いこそが生きた証」こんな考えができる推しを好きになれて良かった。

    呼延灼「できるのは、闘い抜いて死ぬことだけだ。」
    穆弘、花栄の仇である趙安との戦い。
    呼延灼の息子、穆凌は楊令に趙安を狙うべきだと伝えて、認められたことが呼延灼はすごく嬉しそうだった。そして戦いが始まって絶対に穆凌が首を奪りに行くと思ってた。最後の最後まで自責の念で息子に声をかけられなかった呼延灼。だけど一つの行動で父親としての姿を見せられて良かった。呼延凌が呼延灼の息子だと、伝えられて良かった。
    先に死んでいった韓滔と彭玘のことも思い出した。ただの、順番。でもそれは大切な人を守るためにあるべき順番。
    呼延灼が大好きやった〜〜〜。もう戦う姿を見れないの淋しい。ボロ泣きしました。

    楊令もちょっと心配。最強に見える楊令にも弱さはあった。志の重みを余計に感じた。まだ7巻ですがこれからどうなってしまうんでしょう。全軍で進む童貫の戦い方も気になるところ!!!!!駆け足!!!!

  • 双鞭かっこよすぎる。
    1対5000で、息子を守るなんてみせてくれますね。
    双鞭が1対5000なら、楊令殿は1騎で敵陣へ突っ込んで行く…

    豪傑たちがむちゃしすぎで楽しさはつきません。

  • やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか?

    誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を北方流に解釈して書き上げて続編

    水滸伝のエンディングで梁山泊にこもる全ての人の命ともいえよう「替天行道」の旗を宋江から渡された青面獣楊志の子、楊令。

    序盤戦はいくつもの愛を受け育った楊令が幻王と名を変え、水滸伝とは異なる人格を見せる。生き残った史進、呼延灼、張清らが残存勢力を維持して楊令を首領として迎えると同時に再建を果たす!ここからが悲劇の連続だった。

    水滸伝の中で地方軍の将から梁山泊入りした呼延灼将軍。梁山泊では常に本隊を率い全面の敵と向かい合っていた楊令伝においても役割は同じなのだが、老いに加え息子の凌が梁山泊入りをしていた禁軍の童貫将軍との決戦の折に宿敵趙安将軍を打ち破るが、一安心もつかの間で息子の凌の背後へ5000の騎馬隊が襲いかかろうとしていた。

    初めて父が息子の背中を守った。息子は父が背中を守ってくれてるとは知らずに…「行くな!」読みながら呟いていた。呼延灼はただ1騎!5000の騎馬隊を止め散っていった。凌に双鞭をあずけて……涙止まんないから!これを書こうと頭の中で考えているだけでもこのシーンは泣けてくる。

    激しい戦の中で父親としての優しい顔を見せた張清。

    前作で片足を失うも片足での騎乗で禁軍を悩ませた馬麟。

    元盗人上がりの鮑旭は部下の損害が最も少ないとされる名将であったが、呼延灼と同じように部下を守り仁王立ちの末に散っていく。

    呉用に公孫勝や戴宗などは憎まれ役をかいながらも若者を育てるそんな役回りの末にやはり身を挺していく。

    張橫の息子で楊令を影から支える青騎兵の張平や、弓の名人であった花栄の息子の花飛麟

    この幾多の勇士のひとりひとりの生き様を描ききった作品に言葉はいらない。ただ読むたびに思い出すたびに涙がこぼれてくる。エンディングで楊令が死に、ひとり残された史進…彼の苦悩は岳飛伝に続く……

    生涯でこれだけ泣けた小説はきっとあとにも先にもないことだろう!

  • 正直、惰性で読んでいる。もう童貫が死なないとこのマンネリ感は変えようがないと思うが、童貫が死んだら話として成立しなくなるんじゃないかとも思う。閉塞感。

  • 図書館で借りた。

  • 童貫戦始まる。

  • 梁山泊vs童貫 宋金軍。呼延灼(泣)。

  • 第7巻読了

    とうとう宋・禁軍との戦いが始まった。宋・禁軍の将軍2名を討ち取った。そして呼延灼も穆陵を庇い超安軍に討たれる。
    壮絶な戦いは次巻へと続く

  • 2013/09/19 【古】105円

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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