きままな娘 わがままな母

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 169
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713312

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通りの内容。
    37歳の独身娘が自宅を事務所にして仕事を始める。
    親としてはこんなにいいことはないだろうね〜。
    気楽に頼りにできるしねぇ。
    どこの母親も似たり寄ったりなんかなと思えた。
    元気なうちに親孝行しないとね。

  • 初めての作家さん。多分とてもうまいのだと思う。こんなにも主人公母子や親戚のおじさんおばさんの様子がリアルに目に浮かぶのだから。だけど読んでいてちっとも楽しくも面白くもない。お母さん性格悪すぎ。

  • いまいちしっくり来ず。

  • お母さんの情熱の量が面白い。

  • 小説。アラフォー独身女性の主人公と一緒に暮らす老年の母の悲喜こもごもが短編で6つ。仕事、結婚、出産という人生の大きな選択を、一歩一歩丁寧に扱う主人公がいい。加えて未熟な母親との折り合いにうまく対処出来たり出来なかったりが、1人では完成しえないオリジナルの生き様を模様している。どちらかといえば仲のいい方に入る母娘の物語なので、読後はさわやか。ステレオタイプでない幸せな暮らしぶりがあたたかい。

  • 連続短編集で、ひとつ40ページほどなので
    少しだけ読みたい時に良いかもしれません。

    いやしかし、すごい母親…というか等身大すぎる母親です。
    確かにこういう母親いる! と思いますし、多分どこか
    あ、というものがあると思います。

    しかし母親もすごいですが、親戚もすごいです。
    むしろあまり関係を持ちたくないです。
    もしや兄や姉や妹や弟が多い、昔の人ってこういう感じなのだろうか、と
    あらぬ現実を考えてしまいます。

    弟のお嫁さんも…こういう家庭もあるよな、と。
    理想を押し付けられて、そこにはめようとするのはいいのですが
    それに応えきれない子供を全否定するのはいかがなものかと…。

  • まさに同じ年頃の主人公にその母という内容に、わかるわかる!を連発しましたぁ。状況は違うにしろ、母娘のあるあるだけでも、おもしろい1冊です。かるぅく読めるところも好きです。

  • 【きままな娘 わがままな母】 藤堂志津子さん

    沙良は三十台、未婚、母親の駒子と二人暮し。

    母親がいつも娘によかれと思って起こす行動が、実は
    母親のわがままな身勝手だというコトに母は気づいていない。

    母は常に娘の沙良に干渉し、自分の支配下におきたがる。

    悪気がなく善意であるコトがこの際は尚たちが悪い。

    そういう、母と娘の世間での日常当たり前の出来事が
    デフォルメされて面白い物語になっています。

    この本は読む人の立場によって感じ方が変わると思います。
    沙良と同じような立場の人はこの母親の言動にイライラ
    するんじゃないでしょうか?

    私の場合は、こういう話は決して珍しくなく、
    さもありなん・・と感じました。

    でもでも、この作家さん、よく観察されています。
    初めての作家さんでしたが、思った以上に面白かったです。

     

  • こういう家族形態って今とっても多そう。
    母親のいる実家で働きにでて、その後母親の家を改築して
    事務所にして独立してフリーで働く娘と、その娘を
    手伝ったり助けたり、きままに過ごす母の話。
    病気で倒れたり、弟が結婚したり、小さな家族的事件があって
    最後はまぁハッピーエンド。めでたしめでたしではなく
    日常的はこれからも続くよ的ハッピーエンド。

    タイトルにひかれて読んだけどそれほど共感するところが
    なかったので「ふーん」と読み終わってしまった。
    良い人の弟に良いお嫁さんが来たところが良かったなぁ。

  • すごく共感できる

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