隣はシリアルキラー

著者 :
  • 集英社
3.24
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本棚登録 : 1254
感想 : 149
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087717235

感想・レビュー・書評

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  • この著者にしてはあまりひねりのない作品だった。戸籍の売買も使い古されているし、犯人の動機も納得できないし協力した徐の心情ももう一つ納得できない。それに宮藤刑事が無能すぎるし葛城刑事は人がいいだけで、恋人に頼んで静おばあちゃんに助けてもらえと言いたい。いずれにしてもこれが犬養刑事が担当していたらこんなに犠牲者はでなかったかもと思ってしまう。流石毎月一冊ではネタが切れてきたのかな。

  • かまえて読み始めたからか少し物足りなかった。ホラーとしてもミステリーとしても私には軽めに感じたけれど、一気読み出来たので楽しめたのだとは思う。結末にむかうにつれては悲哀を感じた。

  • 始めから犯人が分かっていると思いきや、、、またしても中山七里的なラスト

  • シリアルキラーが出てくるので、かなりグロいのかと思ったが、そうでもない感じ。描写的にグロいところはあるけれど、作品自体がそんなにおどろおどろしくなかった。神足の行動が突っ込みどころ満載だったからかな~(この行動は仕方がないと作品で明らかになるけれど)

    最後は、そう見せかけて、そうだろうな。って感じではあった。

  • 隣の中国人の部屋から夜毎聞こえる騒音に疑いを持つ神足。そしてその彼にもいろいろと秘密が…。

    まあなんとなく話の流れ的にシリアルキラーは徐ではないとは思ったのと、登場人物の少なさからなんとなく怪しい人が絞れる感はあるけど、ちょっと最後希望のあるいい?終わり方で良かった。

  • 最初から犯人が解っていて、それでもどうなるのかハラハラしながら読めた。もちろん、ストーリーも中山七里らしく、楽しく裏切られたりする。章ごとの諺を調べつつ、一気読みした。
    サラサラと読めるお話の中に、社会的弱者の苦悩、乗り越え難いことを練り込んでくるのが流石。
    人前で読むときにはカバー必須の本。

  • 隣人が死体をバラバラにしていると疑う神足。恐怖で眠れない日々を送った神足は隣人を探ることに…。タイトルは怖そうだが、今回はあまりグロさがなかった。最初から隣人が犯人?というところから始まるのと、どんでん返しの得意な作者がそんな単純な話にはしないだろうという穿った見方でつい読んでいたら案の定、途中で犯人がわかってくるわけで。今回はひねりがイマイチなかったのでハラハラすることも驚くこともなかった。中山さんの本をよく読んでいる読者なら同じように途中で気づく人が多かったのでは?と思った。

  • 星3.5

    深夜隣の部屋の浴室から
    ぐし、ぐし、ぎりっ、ぎりっ、どん
    ざああああっ
    と不気味な音が
    眠れなくなり嫌な想像が膨らむ
    近くで人の体の一部が発見されたなら尚更ですね

    シリアルキラーとの攻防と思っていたら
    差別や生き辛さや悲しさも感じる話でした

  • 壁の薄い社員寮の隣室から深夜に聞こえる奇妙な音。
    死体に鋸を入れ、切り落とした一部が床に落ち、血を洗い流すようなー
    同地区でバラバラ殺人事件が起こり、隣人が犯人としか思えなくなった神足(こうたり)は…。

    どんでん返しの上手い作家さんですが、今回はあまりひねりのない想像通りの話。
    残りのページ数と登場人物の少なさからラストは予想がついてしまいました。
    もっとスリラーに振り切っても面白かったかも。

  • あらすじから面白そうと思って読んでみた。真実が気になって仕方がなくて一気読みしてしまったけれど、振り返ると、面白さという意味ではそこまででもなかった。
    ミスリーディングの形態は想定通りだったけれど、最後までその内容に気付けなかった。
    210410

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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