コーリャ 愛のプラハ

  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087732689

作品紹介・あらすじ

コーリャの微笑みは、愛の贈り物。東欧革命前夜、美しい古都プラハの四季を背景に、初老のチェロ奏者と5歳になるロシア人の男の子コーリャの心の交流を描いて、温かい感動を呼び起こす…。

感想・レビュー・書評

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  • 読みにくいっちゃ読みにくかったけど切なかった、少し

  • 良い話だなー!大好き!名作!重くなりそうな出来事もカラッと描いているあたりがすごく良かったし、登場人物がみんな味があるところも良かった!そんで主人公のフランチシェク・・・憧れるわー!!

  • 5歳のロシア人コーリャと初老のチェコ人ロウカの、かけがえのない日々が美しく、読了後は優しさと愛に満たされました。映画もぜひ観たい。

  • 千野さんがチェコでも有名な本を訳して紹介してます。
    この本は、チェコ映画にもなってます。

    こちらのほうが有名だったりして・・わかりやすいです。

    ベルリンの壁崩壊前夜のプラハ。大金と引き換えに、ロシア人女性と偽装結婚した初老のチェリスト、ロウカ。
    だが彼女は西ドイツへ亡命。彼の手元に5歳の男の子が残される。二人の暖かな交流を描いてます。

    かわいいコーリャはロシア人のお母さんにおいていかれてしまった。
    血の繋がらないロウカは男の子を育てる決心をした。
    『パパ』とロウカの事を呼ぶコーリャとの生活で、段々人間らしさと温かい心を取り戻していく。

    しかしソ連崩壊でベルリンの壁が崩れ、あっけなく母親はコーリャを連れ戻してしまう。
    二度と会えないコリャとの別れに、最後はとても感動します。。。


    プラハは私が訪れた当時、共産主義の国でした。
    ドイツのナチスから開放したのはソ連。しかし街中は、ロシア語、ドイツ語、英語が通じます。
    最初、片言のロシア語会話辞典を使って街中で話していました。
    レストランでロシア語使うとボーイが変な顔をする、ドイツ語で返事が戻ってくる。。。
    2,3回ほど同じパブでビールを頼んでウェイターに聞かれたのは・・・「English OK?」
    笑いました。。。

    <チェコ語<英語<ドイツ語<ロシア語という、図式があるということです。
    そんなことも思いながら読んだ記憶があります

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