サンタ・クルスの真珠

  • 集英社
3.00
  • (2)
  • (0)
  • (7)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 23
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087733693

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 法王庁のシステムにハッカーが侵入し、セビージャの古い教会で起きていることについてのメッセージを残して行った。法王庁の捜査官(かつての異端諮問官)ロセンソ・クァルトはハッカー「ビスペラス」の正体を暴くためにセビージャに赴く…。

    謎解きをする小説ではありません。
    あえていえばプラグラマティックに司祭の道を選んだクァルトが宗教の意味を見いだして行く小説。
    だから謎解きのカタルシスを求める人は途中で投げ出すかも。

    途中で「ビスペラス』が誰かはわかったけど、これは "Who done it?" な小説ではなく、セビージャを舞台にある魂が別の階梯に行く物語なのかもしれない、と思った。

  • 期待して読んだが、淡々としすぎて話に山がなくつまらない。
    メロドラマにもならず群像劇としても面白くない。
    でも、最後まで読めるのだから期待させる何かはある。
    主人公の感情を表す文の意味も、ときどきわからない。
    きっと、作者とは感性が合わないのだろう。

  • キリスト教のことが詳しくわからない私には、主人公の気持ちがいまいちわかりませんでしたが、それぞれのキャラクターがいきいきしておもしろかったです。ただ、他の作品、呪いのデュマ倶楽部やフランドルの呪画のほうがおもしろいです。

  • うーん、誰にも感情移入できないまま読み終わった。(主人公は長身でハンサムな神父、R.チェンバレン似らしい。)最後はごまかされたようになにやらしっとりするけど、何かひっかかってしまう。スペインにもマークス&スペンサーがあるとは驚き!

全5件中 1 - 5件を表示

アルトゥーロ・ペレス・レべルテの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×