- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087733846
作品紹介・あらすじ
『カラーパープル』など衝撃的な作品の背景、愛する家族、人種差別への怒り、カストロ首相との出会い、アメリカの対イラク政策批判…胸をうつ感動のエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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http://www.nurs.juntendo.ac.jp/file/kango_kenkyu05.pdf
大義と神託 聴衆を統合する改革者 ソジャナー・トルース
Cause and prophecy: Sojourner Truth as a mediating orator
https://ci.nii.ac.jp/naid/40016703830
ローザ・パークスは日本ではアフリカ系の女性と認識されている。
アメリカではネイティブ・アメリカンであって、アフリカ系とは考えられていないのか。
支配と排除によって、人々がどのように傷を負ってきたかを理解する必要がある。
支配と排除が結果として招く傷によって、社会全体がどのように損なわれてきたか。誰もそこから逃れることはできない。
自分を救うことの大切さ。
社会のために奔走する人は、十分でないにしろ存在する。差別と闘う人も、たくさんではなくても存在する。日本社会のエスニックマイノリティとともに闘う人も、まだ少ないかもだけど存在する。
入管に閉じ込められている人達のために闘う人もとても少ないけれど存在する。
私も奔走し、社会の不平等、不公正や不公平と闘う人間のひとりでありたい。
けれど同時に、私自身を救える人間は私しか存在しない事実を、脇に置いておくのはこれ以上無理だという気もしている。
優先順位を変えるべきかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者に関する知識がなくて、小説家としてのイメージしかなかったのだけれど、行動する人だったのか。
信じても仕方の無いものや信じてはいけないもの・信じることで自分を損なってしまうものを信じ込まされてきただけに、なにを信じるかを決めていく意志の強さがすごい。すごいって言葉しか思いつけない自分の語彙が恨めしい。
美しい人だ。