- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087734669
作品紹介・あらすじ
青蔵鉄道(中国・西寧-チベット・ラサ)建設に隠された衝撃の事実。中国の恐るべき狙いに迫った渾身のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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あいつぐ焼身自殺は「見て見ぬふりをする世界の人の良心をターゲットにした激発」と先日の朝日夕刊の漫画にあった。インドの仏教がイスラム勢力に滅ばされた様に平和思想の仏教は強く暴力に抵抗できない。共産党がチベット人に独自の宗教を認めることは可能なはずだが、しないのは胡錦濤がジェノサイドの張本人である硬直か内部事情か。天安門事件で殺したのは身内の学生で最小限数千人だったが二三桁違う╱集英社はこの本の広告を執拗に公明新聞に出していた、聖教新聞には断られたのか?創価の良心撃つこの本を創価大学売店では売っているだろうか
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4.0 乗り鉄として、いつか乗ってみたいと思い読んでみたのですが、チベットの歴史(中国との関係においての)を学ぶことになりました。歴史ある文化の保存、西洋化する人々の生活、資源確保に奔走する大国のエゴ、いろいろと考えてしまいます。
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世界一の高所を走る鉄道として有名な青蔵鉄路のプロジェクトを、計画段階から追うノンフィクション。
チベットの歴史的背景から青蔵鉄路をめぐる現在の政治状況、鉄道の引かれる地域の反応まで、多くの視点から丁寧に書かれていてとても勉強になった。 -
この本を読んだきっかけはTV番組で、チベット鉄道の美しさ神秘さと共に、ラサになだれ込む多くの観光客と中国資本が、チベット侵略の既成事実化を加速化するのではと思ったことである。
インドをライバル視する中国がチベットに対して抱く戦略的野望から、中国のチベット侵略の歴史、高地での鉄道敷設の難事業など、非常に読み応えのある本。
特に高山病と戦いながら鉄道建設が進められる描写は、とても臨場感があった。