鳩の栖

著者 :
  • 集英社
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087742343

感想・レビュー・書評

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  • 高校時代、この短篇集を読んで、長野まゆみという方のお話をもっと読んでみたいと思ったのでした。繊細で整っていてどこか人形じみた少年たちの息づく、懐かしい風情の世界に浸りたくて、今でも時折手に取る本です。

  • 日常が異世界に変わる、そのひとそれぞれが違う世界にすむ異人たち

  • 長野まゆみの短編集。
    表題作『鳩の栖』に出てくる水琴窟などの小道具がとても素敵。
    そして、切ない。
    彼女が紡ぎだす静謐な世界観に惹かれる。

  • 手放し本。

    '97.1読了。
    五つの短編集。

  • いつもの世界。

  • 短編集。
    少年の友情がそれぞれほほえましい。

  • 中高生がメインの切ないBL短編集。
    「猫道楽」と違って性描写はない。
    BLというよりは薔薇?文章がとてもきれい。
    表題作もよかったけど、わたしは「栗樹」がいちばん気に入った。
    長野まゆみ作品は文章がとてもきれい。

  • 短編集。

  • 「きみにも、叫びたくなることがあるの、」「…あるよ。この頃はとくに。」雨音のはざまに響くその音に、病床の少年はなにを思うのか。長野まゆみが描く五つの静謐。

  • ◆鳩の栖(はとのすみか)
    安堂操(あんどうみさお)
    樺島至剛(かわしまみちたか)
      ~たか)至大至剛(しだいしごう)by孟子~どんなことにも屈せず、かぎりなく強い
              兄 樺島至大(かわしまみちはる)
    唐津優(からつゆたか)

    雉鳩、水琴窟(すいきんくつ)

    ◆夏緑蔭(なつりょくいん)
    寧(やすし)
    崇(たかし)

    ◆栗樹(カスタネア)
    瓜はめば、子等思ほゆ 栗はめば 況して偲はゆ(ましてしぬはゆ)~山上憶良

    乙彦(たかひこ)
    端(はじめ)
    甲彦(かつひこ)

    栗と橡
    フランス語Maroonnier
    英語Chestnut
    橡の学名Aesculus
    栗の学名Castanea

    ◆紺碧(こんぺき)
    ◆紺一点(こんいってん)
    浦里享(うらさととおる)
    真木敦(まき あつし)
    来島(くるしま)

    長野まゆみの初期短編集

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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