- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087801200
作品紹介・あらすじ
孤独なコンピュータおたくの若者達と、カラオケ好きのおばさんの、際限なき殺し合いを描いた村上龍の最新長篇。
感想・レビュー・書評
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少し話題に出たので手に入れてみた古本だが、村上龍のテイストがありながらも深みは無く、因果や理屈を排除したただただ殺し合いのアート作品という風情で、高橋源一郎の世界観を思い出す。
どうしてこういう作品になるのかと少し調べると、プレイボーイ向け連載ものだったという事で納得。読者を選んだ小説はその週刊誌のターゲット層にはハマるのだろうが、そもそも週刊誌を読まない私は、完全にストライクゾーンから外れた。一応、エンタメとして楽しめそうな設定ではあるが、これなら高見広春の『バトル・ロワイヤル』とか、ニート軍団の悪巧みなら阿部和重の『シンセミア』の方が余程楽しんで読める。同じ村上龍でも『コインロッカーベイビーズ』の緊迫感や本気度は微塵も無い。更に言うと章題の昭和歌謡タイトルも何一つピンとこないという始末。読み手の相性によるが、私にとっては、若干期待はずれだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たまにはくだらない本が読みたいとつぶやいたら、誰かに教えてもらった本。くだらなかった。6人のおばさんと6人のオタクの戦争。最後は調布市を焼き払う。
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村上龍の作品の中でも群を抜いてありえん話。
何でも屋でトカレフ買うところとか、「貧者の核」を自作するところとか、マジ最高! -
初めて読んだ村上作品。
少年対おばちゃん。
むちゃくちゃで、衝撃的
なのに、舞台が独り暮らししていたところなので
妙にリアル。 -
これまたむちゃくちゃな話でした。
読み終えた場所はおばちゃんだらけの定食屋でした。 -
映画を観ましたので読みました。
村上龍を読むのは随分久しぶりで懐かしかったです。
「半島を出よ」も読もうかな。 -
うーん・・・平成世代だからなぁ
知ってる歌が少ないしなぁ
エンタ物として読むならまぁ面白かったけど・・・ -
おばさんとオタクの殺し合い。殺し殺され狂気と歌謡曲。
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「半島を出よ」のイシハラ、ノブエがまだ若かった時代の話。