ユルかしこい身体になる 整体でわかる情報ストレスに負けないカラダとココロのメカニズム
- 集英社 (2012年1月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087806083
作品紹介・あらすじ
骨盤が固まると「うつ」になる!情報の洪水に溺れずに生きるカギは胸椎と骨盤にあった!進化するネット世代のカラダを人気整体師が解き明かす。
感想・レビュー・書評
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片山洋次郎の本は結構好きで大体読んでいる。この本は現代の情報化社会を整体の身体という視点から読み解いていったもの。なるほどと思える話が多く非常に面白かった。やっぱり身体って全てを語ってるんだなぁと納得の一冊です。
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アンドプレミアム
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世代によって体の反応が違うらしいという報告は貴重です。
違う世代が一緒に仕事をしたり、一緒に生活したりするときに、お互いに無理をしないための知識としても使えるように思いました。 -
今どきの20代の人と、
30、40代それ以上の人は
同じ人間と思わないようにする -
本のタイトルから「整体を元に体を緩める方法」が書いてある本だと思ったら、的外れ。
最近の若者の体の特徴について、表現を変えて繰り返し書いてあり、
私の知りたかった、整体的に体を緩める方法についてはほぼ言及なし。
私にとってはアテが外れた本でした。 -
うーん。
サブタイトルに「整体でわかる情報ストレスに負けないカラダとココロのメカニズム」とあったので、体の捩れや不均衡をほぐしてストレスを解消できる方法でも載ってるのかと期待して読んでみたら、ほぼ完全に的外れ。最後の半分ぐらいは一気に読み飛ばしました。
現在の中年世代に比べて情報に多く晒されてきた若者たちの情報の受け止め方や、それに伴う胸椎と骨盤の動きなんかは事細かに解説されてるんだけど、それをほぐすためにどうしたら好いか、つまり「ユルい身体になるには」というところに話は飛ばず、情報過多の環境でどんな風に過ごせば、その世界で凌いでいけるかというところに論が終始している感があります。一読した限りでは、「ユルかしこい身体になる」ことを目指すかのような本のタイトルとは合致しない話の展開かなーと感じました。
中盤、特に第四章はずーっと「イマドキの若者の考え方」が展開されてますが、ここの部分で整体の専門家から見た体の特質といった要素がほとんど入っていないのも、個人的にはマイナス。長々と一般論を書かれてもねぇ、という感じ。
肝心の専門分野である骨盤と胸椎の動きについても、同じことを場所を変えて連呼するだけで、それ以上の展開がない。ついでに言うなら、自分の専門分野以外のことをいくつも例として取り上げた結果、その例から導かれる論が「~かもしれない」で終わることが非常に多い。自信が持てないなら例に出さなきゃ好いだろう、というのが正直なところ。
ということで、よほど他に読む本がないとかでもない限り、別に読まなくても好いかと思います。情報に晒されることに対して疲れて欝になっちゃうぐらいの人であれば、読めば少しは足しになる部分があるかもしれませんが。 -
天気のニュース映像などで渋谷の交差点がよく使われるが、あの場所に立った時に人が触れる人工情報の総量は、19世紀の人々が一生かけて接するそれより多いそうだ。これほど膨大な情報を一瞬で処理しようとしたら、普通人はパニックを起こすらしいのだが、我々は信号が青になれば何事もなく歩き出せる。それはなぜだろう。
著者は30年の経歴を誇るベテラン整体師だが、この30年は、ちょうど社会における情報化が猛烈な勢いで進行した時期と一致すると言う。そしてこの間、著者は「人々の身体が情報環境の巨大化に応じて刻々と変化していくさまを目の当たりに」し、「現代人の身体は情報の海に沈みゆく孤島のようだ」と痛感するに至る。本書はそんな著者が、こうした避けることのできない情報から、どのように自分の身を守るかを指南した一冊だ。
貧乏ゆすりなどのクセにあくびやしゃっくり、風邪やうつなどの病気まで、身体が無意識にすることはみなすべて、自らをリセットする試み(=良いこと)だと斬新な身体論を展開する『整体 楽になる技術』(筑摩書房)と共に、現代人必読の一冊。 -
グローバライズは身近ライズ
情報はわざわざ取りにいくものではない
すべてが半径5メートルにある、身体が主役の時代
身体につながる環境を再構築していく
成長・自己実現神話にとらわれない
脱力系パートナーを求める人が増えている
非日常空間でプチ幽体離脱
身体がイイというものはイイ
何を考えているのかわからない若手社員との接し方
人にも、問題に対しても真正面から向き合わない
身体の左右の平衡感覚でリラックス
タイミングを遅らせる練習をしてみる
骨盤の転換期にはサインが現れる
自分の身体をニュートラルに見る