- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087808421
感想・レビュー・書評
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借りたもの。
自己肯定感を高める「言葉がけ」の本。
教育方針とかではなく、言葉。教育方針とは違う。
グローバル社会化に伴い世界に通用する人材を、と言われて久しい。その競争に負けない心を持つために注目される「自己肯定感」。
それらを妨げる要因として、昨今認知度が高まった毒親(身体的養育はしてくれるけど精神的にネグレクト・虐待する親)にならないように、という願いを感じる。
一時期話題?になった「怒らない子育て」…何故か「叱らない」と同義になっている気がするが、同じ轍にならないことを願う。
ネガティブな「呪いの言葉」は、常に他の子供と比較してけなす言葉のオンパレードだった。
その中の3大ワード
「早くしなさい」
「ちゃんとしなさい」
「勉強しなさい」
……これはしょっちゅう言われていた。
ついでに言うと私の母自身もらしい。(つまり祖母も私に言っていた)
「すごい」「えらい」「さすが」は勉強ではNGワード。
10年位前の本では、書いてあったような気もする。しかし、言葉がけも使う時と場合を選ぶ必要があるようだ。上記言葉は、時として子供の誇大妄想になってしまうのかもしれない…
勉強――試験の成績――は、目に見える指標な上、子供の学校生活の基準、ランキングされているようなものだから…
自己肯定感を育てるために必要なことは、親子間の「信頼」だった。
岡田尊司( https://booklog.jp/author/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%B0%8A%E5%8F%B8 )の“愛着スタイル”関係の本で度々指摘される、“安全基地”の事だろう。
親子の信頼関係は勉強以外の場で築かれる(p.72)もの。
後半は、質疑応答形式で、言葉がけではなくて個別の家庭での親子関係の対応について答えている。
……この辺の見極めと対応は、読んでいてプロの目線でみないと難しいように感じた。
共通して言えることは、親の子への観察眼・子への信頼が試されるという事を感じさせた。 -
本屋さんで見かけて偶然手に取ったのですが、さくっと読める本でした。
4章に、子どもへの期待を手放すというような内容があり、
「子どもをありのままに受け入れる」という最近よく目にする文脈とつながりました。
(以下、個人的に本書を読んだことで頭の中で繋がったことのメモです)
「ありのままに受け入れる」とは、
・親の無意識の期待・親の都合から来る期待に意識的になり、それらを手放せる。
・親とも兄弟とも違う、一人の独立した人間として、子どもがやりたいことを応援・尊重する。過干渉しない。
・ありのままを受け入れるというのは、子どもに対して何も期待しないということではない。
「子ども自身の好き・興味を伸ばしていき、情熱を持ってやれることを見つけられるように」という期待は、ありのままを受け入れることと両立し得る。
…という感じなのかもな、と感じました。 -
呪いの言葉を言うのではなく魔法の10の言葉を言う!
お母さん自体がワクワクする生活を行い幸せになる!
また、読んでおきたい! -
言葉、が持つ力は本当に強いものだと思う。
子どもにどんな言葉をかけるか?どんな言葉がどのような影響をあたえるのか?
改めて自分の普段の会話や叱り方を思い返してみると、目も当てられないくらいぞんざいな相槌や、乱暴な言葉を平気で投げつけている場面があると反省しました。
親の心無い一言が、子どもには呪いの言葉として届く。
肝に銘じたい。
・「勉強しなさい」と言うたびに偏差値はひとつ下がる。
・褒めるのではなく、徹底的に認めてあげてください。
・「らしくないね」は、否定でも拒絶でもなく、受容の言葉。
私は本当のあなたをちゃんとわかっているからね、というメッセージである。
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ライトに読めて、でも奥深い1冊。
子どもだけではなく、母親の肯定感を高めることの大事さに、ハッとしました。 -
✍️
1.すごいね
2.さすがだね
3.いいね
4.ありがとう
5.うれしい
6.助かった
7.なるほど
8.知らなかった
9.だいじょうぶ
10.らしくないね
呪いの言葉
1.早くしなさい
2.ちゃんとしなさい
3.勉強しなさい
-
すごいね
さすがだね
いいね
ありがとう
うれしい
助かった
なるほど
知らなかった
だいじょうぶ
らしくない
子どもには期待ではなく信頼を! -
2021.3.2開始〜2021.3.14
●一言要約
「自己肯定感」をあげれば子どものメンタルはぐんぐん育つ❗️
●目的
①子どもが自己承認を得るにはどのような育て方をすればいいのかのヒントを得たい
②夫婦同士でもネガティブワードを使わないためのヒントを得たい
③ ①,②を夫婦で実践するための方法を知りたい
●考えたこと
「子供の自己肯定感を高める」と題し、子ども教育をテーマとした本書。
筆者の定める「自己肯定感」とは「自己効力(スキルに伴う自信)」のことではなく「自己肯定感」=「存在承認」に近いニュアンスであり、そのことで、夫婦、友人関係、ビジネスシーンにも十分応用が効く内容となっている。第3章には、具体的事例のQ&Aもあり、理想論だけでなくかなり実践的な内容にもなっている。第4章にて、「親自身が自分を自己承認していき、しあわせそうに生きていくことが、子どもの自己承認を高める」と、子どもへの対処だけではない、根本の処方箋まで言及しているところに、本書への信頼を感じた。
新しい学びと、子育てへの不安を軽くしてくれた石田勝紀さんに、敬礼!
●明日へのアクションプラン
★「いいね」を乱用していく!
→重くなく、承認と褒めを両立した魔法のことば
★結果が役に立たないようなものであれば、「すごいね」「さすがだね」も使う!
→褒め、は結果に左右されるものではデメリットを生む
★子どもの前にまずは自分を承認!
★毎日ご機嫌でいることが、子どもの自己承認を高める最強で最短な方法!
★1番に自分の機嫌をとる努力をする!
→大人の思考は放っておけば自然とネガティブに傾くようになっている
★魔法の言葉は、言われた人だけでなく言った本人も気分が良くなる「聞くもよし、言うはなおよし」の効果あり!
★自分が幸せであれば、他者に寛容になれる。他人の失敗を許せる。そして隠れていた長所が見えてくる!
★「人生は楽しいのだ」と嘘偽りなく、生身で証明して教えることは、親の重要な役割の一つ!
→こどもは背中じゃなく笑顔を見て育ちたい!
★親の愛情とは、まるごと全部、そのまま全てを認めて受け入れること!
★期待と絶望は必ずセットでやってくる!
→期待の中身が他人軸(勉強ができる、みんなから好かれる、礼儀正しい)であるほど絶望や不安が生まれやすい