猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン (愛蔵版コミックス)

  • 集英社
4.09
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本棚登録 : 97
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087824001

作品紹介・あらすじ

竜門卓は失踪した猟犬探しを生業とするアウトロー探偵。5年程前に、祖父の死によって膨大な山地を相続し、人里離れた山奥で相棒のジョーとともにつつましやかな生活を送っている。猟犬探しの謝礼は、自分が決めた額しか受け取らず探す犬の種類も限定するような、自分のポリシーを頑なに貫く、ひと筋縄ではいかない男。そんな竜門のもとに、その腕の良さを聞きつけ、また新たな仕事が舞い込んで来た……。

感想・レビュー・書評

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  • ラストで泣けた。
    いずれ谷口ジローの代表作として新たに加えるべき作品。

  • 私がその年の読書ベストに推した事のある稲見一良の「セントメリーのリボン」を、想定出来うる最良の漫画家(「事件屋稼業」と「犬を飼う」の作者)が描いた。

    小説は小説で素晴らしいのだが、時には映画化すると素晴らしい作品になってしまって、見返すのが至福の時間になるような作品はある。例えば「ロード・オブ・ザ・リング」がそうである。この漫画もそういう作品になった気がする。

    谷口ジローは漫画化するに当たり、出版社の許可が下りず20年待ったらしい。盲導犬協会にも取材し、熱をこめて実に丁寧に仕上げてくれた。また、短編と中編を違和感なく組み合わせてくれた。静かに始まり、静かに終わる。綺麗な表紙なので、犬好きの人にクリスマスプレゼントするのもいいかもしれない。リボンをつけて。

    【内容説明】
    竜門卓は失踪した猟犬探しを生業とするアウトロー探偵。5年程前に、祖父の死によって膨大な山地を相続し、人里離れた山奥で相棒のジョーとともにつつましやかな生活を送っている。猟犬探しの謝礼は、自分が決めた額しか受け取らず探す犬の種類も限定するような、自分のポリシーを頑なに貫く、ひと筋縄ではいかない男。そんな竜門のもとに、その腕の良さを聞きつけ、また新たな仕事が舞い込んで来た……。

    2012年11月15日読了

    【付記】
    先日、映画サークルの忘年会でプレゼント交換があり、私はこの本を贈りました。リボンをつけて。

  •  あっという間に読了してしまった。
     原作を読んでいた時に感じた雰囲気とはいささか趣を異にするが、それが漫画のおもしろいところ。
     二つの原作からうまく構成されていると思う。
     
     「1」とあるから、「2」もあるか?
     楽しみである。

  • 作画:谷口ジロー、原作:稲見一良
    『猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン(2011)』を読了。

  • 「刑務所なう。2」

  • ~2巻
    ふざけたタイトルかと思ったが、いたって真面目な話だった。

  • 好きな漫画家の谷口ジロー氏の作品だし悪くはなかったんだけど、原作を読んでみたくなる。タイトルの由来がわかるラストシーンが凄くイイ。

  • 現在進行中のシリーズである。谷口ジロー氏はさすがだ。買って損はしないし感動する。

  • 焚火/花見川の要塞/麦畑のミッション/終着駅/セント・メリーのリボン
    短編のハードボイルドだが、なんとも言えない雰囲気を与えてくれる。「男の贈り物」を主題としているらしいが、読後感が非常によい。特にこの短編の標題ともなった『セント・メリーのリボン』は盗まれた盲導犬をめぐってのストーリー展開だが、最後の終わり方がかっこ良すぎる。東京駅の赤帽の話「終着駅」は浅田次郎ワールドに近いか?

  • 稲見一良さんの作品を漫画化?!そんなことできるの?と思ったけどできてるんだな、これが。無駄な説明なく進むけど、人物ひとりひとりに奥行きがある。で、猟犬とペットと盲導犬が描かれているんだけど、心が曇らないこと請け合い。犬が好きな人にオススメする。読み終わったら、“ああ、セントメリーのリボン!!!”って思うよ。

    • ことぶきジローさん
      わかなさん。Twitterに続き、ブクログもリフォローありがとう。谷口ジローの『猟犬探偵』読まれたようで。最近、ブクログ始めて、Twitte...
      わかなさん。Twitterに続き、ブクログもリフォローありがとう。谷口ジローの『猟犬探偵』読まれたようで。最近、ブクログ始めて、Twitterと連携したら、Twitterのフォロワーさんでブクログやってる方にわかなさんがおりました。
      2012/07/07
    • わかなさん
       コメントどうもありがとうございます!相も変わらずシャチのアイコンのわかなですw
       ジローさんの読書生活見習いつつ人生充実させていきたいと...
       コメントどうもありがとうございます!相も変わらずシャチのアイコンのわかなですw
       ジローさんの読書生活見習いつつ人生充実させていきたいと思います(^^)/
      2012/07/10
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著者プロフィール

1947年、鳥取県鳥取市出身。アシスタントを経て、1975年『遠い声』で第14回ビッグコミック賞佳作を受賞。『「坊っちゃん」の時代』シリーズ(関川夏央・作)で手塚治虫文化賞マンガ大賞、『遙かな町へ』『神々の山嶺』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。アングレーム国際漫画祭最優秀脚本賞など、海外でも数多くの賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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