腐蝕の連鎖 薬害と原発にひそむ人脈

著者 :
  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087830996

作品紹介・あらすじ

『東京に原発を!』の著者が怒りの告発。ふれてはならない日本のタブーに手をふれる。薬害エイズから「もんじゅ」大事故まで、すべて黒い鎖でつながっている。驚愕すべき人脈。緊急書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • すごい内容…ここまで書いて大丈夫?

  • 再読中。

  • 分類=政治・国家・薬害エイズ・原発。96年11月。

  • 原発や薬害といった身近な問題kら発展して、その背後にある大きな閨閥を探っていくノンフィクション。国民の生命を及ぼすような危険を内包する原発や薬害といった裏には、単独で官僚や政治家がいるのではなく、複雑な血縁関係に基づいた身内の利益優先が優先している説く。その閨閥は政治家・官僚・御用学者・ゼネコンを代表とする大企業・マスコミまあで幅広く及んでいると本書で言及されている。読後、原発の恐ろしさを再認識するだけでなく、この国の支配機構というものにも大きな疑念をも抱いた。一見、民主主義と謳われているが、実際に国を動かしているのは、特定の階級に属する人々ではないのか・・・、などと考えてしまう。日本という国を真正面から捉え、理解していくうえでも、恐れずに読みたい問題図書であると言えよう。

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著者プロフィール

京都府生まれ。1986年、京都府立大学文学部卒業。
1991年、大阪市立大学大学院臨床心理学分野後期博士課程(単位取得退学)。2006年、ISAP (International School of Analytical Psychology), Zurich修了、ユング派分析家。
現在、帝塚山学院大学人間科学部心理学科教授、北大阪こころのスペース代表、臨床心理士、公認心理師。

共著書に『キーワードコレクション カウンセリング心理学』、『現代社会と臨床心理学』、『心理療法ハンドブック』、『心理臨床大事典』ほか。共訳書に『ユングの世界』。

「2021年 『セラピーと心の変化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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