かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087920048

感想・レビュー・書評

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    ×高価い


    他の作品も面白く読めてるけど、特に好きな作家さんというわけではないが、かといってもちろん嫌いでもない。本人のインタビューなど見るととても好感持てるし。だけどなんで(言うまでもなく私にとって)特に好きな作家さんにならないのかな~というのが、「かくかくしかじか」読んでなんとなく腑に落ちるところがあった。ただ本人の好感度はますます上がった。

  • つらい。読むだけでもこんなにつらいのに、よく3年近くこの作品を描き続けられたなと思う。

    大切な人との別れ。それに後悔はつきものなんだろう。大切な人であればあるほどに。
    読んでて、途中まで「なんでもっと…」って思ってしまったけど、考えてみれば自分だって大好きな祖父の闘病中、時間があるのにお見舞いに行かなかったりしたのを思い出した。側にいたいけど、側にいるとつらくなる。自分なりの逃げがないとやってられなかった。人間、つらいことばかりに向き合ってはいられないもの。

    ひたすら描くことを教えた日高先生。描くことが生きることになった東村先生。生き方を教えてくれた日高先生が、どれだけかけがえのない人か伝わってくる。強い強い想いがなきゃ、こんな作品は描けない。

    今、ジャージ姿で毎月大量の漫画を描きながら、アシスタントさんに指示したり教えたりしている東村先生は、まるで日高先生と同じことをやっているようで微笑ましい。

  • 5冊一気読み。グッときた。インパクト強い先生。けれど、死ぬまで貫き通した先生の生き方は、東村先生を支えているんですね。そんな繋が羨ましい。東村先生の全部さらけ出したお話。この話を読んで、自分自身もっと時間を無駄にせず出来ることがあるんじゃなかろうかと考えさせられた。2016.07.21読了。

  • 泣いたよ。泣いた。
    東村漫画で笑ったことこそなんどもあれど、こんな泣いたのは…。
    先生の最後の言葉、ここまで深く残ってるんだね。
    わたしも自分が大学進学を決めた時、就職先を決めた時、恩師に言われた言葉って残ってるなぁ。かといって気軽に会いたい!てわけじゃないんだけど。
    だからすごく胸に来ながら読んだ。

  • 2016年2月8日開巻/2016年2月8日読了

    5巻で完結。良い漫画だったと言おう。しかし確実に言えることは、わたしが読むには遅すぎた。これは、世の「大学生」というやつにこそ読んでほしいものだ。高校生でもいいかな、早いかな?とにかく、楽しくて楽しい学生生活を送っているあなたに読んでほしい。

    きっと、心に響くものがあるだろう。痛いほどわかる気持ちがあるだろう。読み終えたあとの学生生活は、きっと、少しだけ変わる。

    ……でも、もしかしたら、もう過ぎたことだから、素直に認められる気持ちなのかもしれない。とも、思う。

  • 泣いちゃったよ。

  • 4・5巻をイッキ読みしました。
    重い!
    つらい!
    よくこれ描いたな~東村さん。
    大事な人との出会いと別れを描き残せる職業につくってどんなだろう。
    こうして消化できる喜びと、まだ描き切れてないというもどかしさがあるんじゃなかろうか。

  • 最高の一冊だった。

    今ちゃんが「描け」と言って、ぼろっと泣いた瞬間に、私もぼろぼろ泣いた。

    空白や間のとり方が最高で、
    東村アキコさんって、こういう情緒的な話もすごく上手いんだなあと思った。
    西原理恵子さんと、ちょっと似ていると思う。

    タイトルの「かくかくしかじか」って「描く描く」ってニュアンスもあるのかな、なんて、先生の思い出が次々に蘇ってくシーンを見て思った。


    あと、葬式に来た空気の読めない男に対して東村アキコさんがガン切れするシーンがあるんだけど、この男について かなり尺を使って描くなと思った。

    「口だけど何も行動できない駄目な、一般的な人」のモチーフとして出したのかもしれないし、
    この空気の読めない男が本当に心底許せなくて書いたのかもしれないと思った。

    昔、ダヴィンチか何かの取材で、東村アキコさんが「私は小学校の頃、親が転勤族で引っ越しばかりだった。だから、途中で入ってきて、このクラスはこんな雰囲気で、誰が一番力を持ってて、どうやってここに溶け込むか、みたいな空気を読む能力をそこで培った」と言ってた気がする。

    そういう、空気の読める東村アキコさんだから、単純にこの空気の読めない男が大っ嫌いで許せなくて物凄い印象に残ってるのかもしれないと思った。

  • (ペラッペラッ)・・・フムフム (・ー・)

    (ペラッ)「描け」

    ・・・うゎーん (TДT)

    おもしろかった。

  • 日高先生の感じが、大学時代のバイト先の社長と似ていて、懐かしく思いながら読んだ。

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著者プロフィール

日本一筆が速い漫画家。その活躍分野は少女マンガから青年漫画まで、恋愛マンガからギャグ漫画まで多岐にわたる。

「2017年 『東村アキコ完全プロデュース 超速!! 漫画ポーズ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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