宇宙を駆けるよだか 2 (マーガレットコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 371
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088454207

作品紹介・あらすじ

「赤月の日」に、醜い容姿の然子と身体が入れ替わってしまったあゆみ。姿が変わったせいで恋人とも疎遠になるが、ただひとり、あゆみを助けてくれた友人の火賀との仲を深めていく。だが、次の「赤月の日」が近づいて…。
隠し持っていたコンプレックスが露わになり、それぞれの本音がぶつかり合う──!

感想・レビュー・書評

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  • 1番好きな火賀くんの表紙のところに感想笑

    よくある美人⇄ブスの入れ替わりものだけど、なかなかに面白かったー。

    通りすがりにブスと言われたり、ただ歩いてるだけでなにか言われたり。

    容姿が1番、ってなる海野さんの気持ちもわかるんよね。
    美人が心優しいのは心優しくいられるから、という環境論。

    何というか、学校の雰囲気とか思い出してふわー、ってなった。

    転生物、タイムリープもの、今溢れてるけど、未だにあの学校の頃に戻りたいとは思えないなー。

  • めちゃコミ。タイトルや表紙からは想像できない入れ替わりミステリー?(ミステリーというか割とシリアスな展開)。ずっとシリアスなわけではなくて、要所要所でクスッと笑える場面もあるのでのめり込んで読めてしまった。あまり書くとネタバレになってしまうが、人間大切なのは見た目じゃなくて心なのだと感じさせてくれる作品。読み終えた後に「あー、終わっちゃった」と少し寂しさを感じられる良い作品だと思う。

  • しろちゃんが何を考えいるのかわからなくて怖い。自殺で片付ければいいじゃないってサラッと言ってのける面と、あゆみちゃんを頼むって言ってる面とどれが本音なんだろう。火賀くんがひたすらにイケメンでドキドキする。公然告白も、自分の見た目を気にするようになったあゆみに「それなら誰よりも先にあゆみの良さに気付けてたかもな」と言えるところも。これで当て馬だったらつらいなー火賀くん。せっかくあゆみの体に入った海根さんだけど、性格の歪みが顔に出ちゃってるよね。あゆみがどんどん醜くなって見える。火賀くんが公然告白したあとの海根さんの入ったあゆみの顔が誰かと思った。あゆみも本当に今まで恵まれていたから、ブスって概念がなくて人と比べることをしてこなかったんだろうな。劣等感、羞恥、屈辱って知らずに過ごしてこれたらいいけど、知らないと自分の知らないところで人を傷つけてる事もあるだろうから多少は感じておくべき感情なんだと思う。

  • 人間誰しもコンプレックスを持っているものだけど、
    可愛い外見と優しい心を持ったあゆみは、
    計算したり誰かと容姿を比べたりという事がなかったんだろうな。

    そこにしろちゃんも火賀くんも惹かれたんだと思う。
    好きになるきっかけは外見でも、そこからは中身。

    それにしても然子の家庭環境を見ると、
    あんな性格になった要因が垣間見える気がするなぁ。

  • 火賀くんの王子さまっぷりにときめく女子は多いはず!火賀くんもあゆみも性格が良すぎるだけに、俄然、然子のコンプレックスだらけの歪んだ性格やそうなった原因に親近感沸くし、幸せを願ってしまう。しろちゃんは闇が深そうって思ってたけど、いやこれってもしかして…?どっちなの?次巻で完結。

  • しろちゃんの考え(企み)は一体…!?とワクワクしながらページを繰っているうちに1冊読み終わったという感じ。

    あゆみちゃんは生まれつきの容姿に恵まれて、温かい家庭でまっすぐに育って友人や恋人にも恵まれたから、人と比べてブスである事の劣等感とか見下される屈辱などを知らずにいられたんですね。
    美人は妬んだり僻んだりせずに育つから性格が良いと言われるのも少し納得。
    海根さん(見た目あゆみちゃん)をグーパンで殴ったあゆみちゃん(見た目海根さん)がちょっとかっこ良かったです。
    火賀くんは見た目も中身もイケメン過ぎて、その辺はザ・少女漫画!ですね。(笑)

    2巻の半ば以降から圧倒的に絵が綺麗になっているのが印象的でした。

  • あゆみと入れ替わった然子は
    幸せを手に入れたと思ったけど今の現状に満足してない。
    醜くなっても然子(あゆみ)の性格の良さが失われておらず
    周りもキャラが変わった?ぐらいの認識。
    また『今の然子が好きだ!!』と言える火賀の存在も憎くて堪らない。
    あゆみ(然子)の彼氏であるしろちゃんも
    火賀の事を良く思っていないため2人で良からぬ事を企む。

    コンプレックスって怖いなぁ
    逆恨みって凄いパワーだね…。
    若いうちはやっぱ見た目ってある程度大事だけど
    やっぱ人間、中身も大事なのよ、
    ここまで内面が歪んじゃうと顔に出るんじゃない?

  • しろちゃんが何を抱えているのか、そしてラストの引きから、続きがとてもきになる。

    1番好きな箇所は、あゆみが他人と容姿を比べることを自覚したシーン。
    持ってる人は持っていることが幸せって気がつきにくいけど、持ってない人は必要以上に劣等感を感じてしまう。
    そうやってもっともっとって欲張るのが人間なんだなって、再認識したシーンだった。
    あゆみはすごく恵まれてて幸せな子なんだなって思った。

  • しろちゃんの本性が全くワケが分からず、読者としても全くつかめず、そこがミステリアスで良いなーと感じました。後、海根さんの体になったよだかが初めて自分の体をコンプレックスに思うシーンで、加賀くんの苺パフェ食いにいこーぜと無邪気に笑う姿に、男なのに胸キュンしてしまいました。さて、物語は進展を見せ、ますますどうなるか分からなくなってきましたが、加賀くんとしろちゃんがどうなるかとても楽しみです。

  • え、このラストはしろちゃんの計画通りなの?てっきり、自分とあゆみ(見た目は然子の方)が入れ替わる予定だと思ったのに。それともあゆみの性格をみこしてた?相手の数歩先をよんで計画立ててたの?火賀くんの体にいるのはどっち!?

  • 別マに連載されているとは思えないほどの相変わらずのダークな内容。
    あゆみが今の自分を醜いって気づいていなかった事に驚き。
    容姿が良い人はコンプレックスを感じた事がないから、自分の容姿に対してそもそも悩んだ事がないって事か。
    火野くんとあゆみがうまくいって欲しいと思っていた矢先の、火野くんとしろちゃんの入れ替わり。
    しろちゃんが何を考えているのか予想がつかない。

  • 2巻の引きにますます続きが楽しみになった。お互いの内面が見えてきて、それまで他人の目を気にしなかった(見かけのコンプレックスを持っていなかった)素直なところから他人の目を気にして(自分の身体ではないにしても)そこの葛藤がすごく印刷。
    そこでもどうにかこうにか前を向こうとするところがとても共感を持てます。続きも楽しみ。

  • 火賀くんええやつや…と思わせておいてのラストのあの引き!
    これは続きが待ちきれません。

  • 公史郎の真意はどこにあるのか――衝撃の第2巻。俊平かっこよすぎでしょ…!「他の誰と比べても俺が好きなあゆみはここにしかいない」それは当然であっても、言い切るのはとても難しい。中身が好きな人ならどんな外見になっても構わない。そう心から言える人がいったいどれくらいいるのか。「しろちゃんならどんな外見だって」と然子も言ってはいたけど、きっと同じ状況になったとき俊平のようには言えないと思う。けど、俊平は本心から「今の”海根”さんが一番かわいい」と言った。恵まれてるからこそ外見を気にしたことのなかったあゆみとも違い、きっとすべてをわかっている上でそう言えるのだから俊平はすごい。ほんと、かっこいい。惚れるw赤月の日、一緒に落ちてしまった公史郎と俊平は入れ替わってしまったのか。どうなっちゃうんだろ…。

  • しろちゃんが何を考えてるのかわからなくて、信じていいのか…。
    そして、ラストの展開。
    男性陣もいれかわってしまったら、ややこしくなりそう。
    何だか火賀くんがやたらキラキラ描かれてるような気がする。

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