猫の島 (りぼんマスコットコミックス)

著者 :
  • 集英社
3.45
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本棚登録 : 611
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088538792

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな『こどものおもちゃ』の小花先生。
    こちらの『猫の島』は『こどちゃ』のすぐ後に刊行された、タイプの違う短編が三本収録された単行本。
    どれも良かった❤
    小花先生の絵は、キャラクターの髪の毛の線の美しさ、ほの暗さを感じさせる瞳、若干硬い描線など、すべてが好感度大。
    最初は苦手だったんだけれども、ストーリーの面白さに引っ張られて、絵も好きになりました。
    きっと、根がすごく真面目で、責任感のある方な気がする。
    照れ屋さんでもあるので、すぐにおちゃらけてしまう感じ?そんなイメージ。
    マンガのイメージ=作者ご本人ではないとは思うけれど、確実に作者本人の「何か」は、出ますよね。

    『猫の島』は辛く、かなしく、腹立たしいおはなしだけれども、最後には希望が。

    『窓ぎわうしろから4番目』は、恋愛もの。うんうん。さりげない優しさに気づくと、好きになってしまうよね。


    『あるようで ない男』は、私の好きなタイプの失恋の話。こういう、何考えてるのか分からないモテ男が実は…というのは反則です。

    ☆収録作品
    『猫の島』『窓ぎわうしろから4番目』『あるようで ない男』

    • 夜型さん
      コニーさんおばんです。
      ずいぶんまえに、どなたかのコメント欄でこの本を挙げた記憶があります。
      コニーさんおばんです。
      ずいぶんまえに、どなたかのコメント欄でこの本を挙げた記憶があります。
      2022/08/19
    • 5552さん
      夜型さん、こちらでもおはようです。

      夜型さんに教えていただいた『猫は嬉しかったことしか覚えていない』の私のレビューのコメント欄で、この...
      夜型さん、こちらでもおはようです。

      夜型さんに教えていただいた『猫は嬉しかったことしか覚えていない』の私のレビューのコメント欄で、この漫画を挙げてらしたんですよ。
      あれからすぐに買って、積読になっていたんです。
      小花美穂さんの他のマンガは、若い頃よく読んでいたので、彼女の描いたものが懐かしく、年月を経てもなお面白かったです。

      2022/08/19
  • 中々のトラウマ植え付け作品。

    収録作品「あるようでない男」も当時衝撃的で、読み直しても「あーそうそう、こんな感じ!」とよく覚えていた。

  • ⭐︎5

  • 戦時下の名残の毒ガスの影響で、死ぬと猫になってしまう“半猫人”が棲む島のお話。
    自然と人間の関わりについて考えさせられる。

  • 近くにいないかな~
    「あるようで、ない男」笑

  • 小花美穂先生の漫画っていつも泣かされるんだよなぁ。少女漫画なのに。「猫の島」の次にあった「あるようでない男」もすごく好き。

  • 「猫の島」は悲しくて切ない話でかなり苦手な話でした。悲しい話も結構好きなのにこの話だけは無理でした。絵が苦手なのが原因かも…。

  • 表紙はすごくかわいいのに、それからは想像もできない悲しいお話でした。目をそむけたくなる時がある。たくさんのメッセージが込められてる短編だと思います。なぜだかどうしても手放せない1冊。

    「窓ぎわうしろから4番目」も結構好き。主人公のあゆ子のキャラクターが好きで、最後はなんだか、ほっとする。

    「あるようでない男」は小花先生の短編の中でも結構お気に入り。淳と理加ちゃんは全く憎めない。笑
    オチが素敵です。

  • 子供心に(?)結構怖いお話だなと思った記憶が。

  • 短編が3つ入っています。

    <猫の島>
    毒ガスによって、半描や猫の子が産まれてしまう島のお話。
    半描たちが住む島ってちょっと怖い島ですが、子供がボードで行けるくらいの距離のところにある島に半描が住んでいるのが、誰にも知られないってことあるんだろうか?って、最初ちょっと思ってしまいました。

    でも、そのあと、半描の子供のナオが島からついてきてからのお話はちょっと切ない感じがしました。

    <窓ぎわうしろから四番目>
    弟に彼女を取られたという噂のある石打。そんな石打が気になって仕方がないあゆ子が、石打にちょっかいかけてって話ですが、なんか人のデリケートな部分にズカズカ入り込んでるあゆ子に、イマイチ共感できませんでした。

    <あるようで ない男>
    「あるようでない男」の前の話。無気力な工藤君。
    親友二人のケンカに巻き込まれてるうちに、不細工な山田さんとつきあうことになってましたが、そういえば、最初に捜し物してましたね。忘れてましたけど・・・。

    最後に捜し物のコンタクトレンズが見つかって、山田さんの顔をみて倒れてたのに笑いました。

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