- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088596662
感想・レビュー・書評
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来島会長の誘いを受け、銀座のバーからホテル・カーディナルのホテルバーへと舞台を変えた佐々倉。ホテルバーならではの客との物語が始まる。ここは銀座のバーのように一人ではない。ホテルというチームの一員としてどのように客をもてなすのか?!
佐々倉とんでもない要求をしたんだな!と笑ってしまう。でも、こういう形のバーがホテルにあるというのは面白いよね。ホテルに泊まるんじゃなくても通いたくなる。そこでやってきた大物の客、マリア・メンドーサ。佐々倉とも面識のある世界的歌手。しかし、彼女の異変に気づいた三谷はイーデンホールへと通うマリアを見て焦り始める。
「ラムがあるから私は歌い続けられる 歌うから生きられる でも魂を燃やすと自分の体も少しずつ熱で焼かれていく…」
「誰だって死ぬのは怖いよ でも人にはもっと大事なこともある どれだけ生きるかよりどうやって生きるか…それが大事なんだよ」
ただ、どうやって生きるかが大事でも、長く生きることをあきらめるのは違う。マリアに対して帰るべき場所を作った佐々倉の思いが粋だった。
「…その通りだ 俺のやっていることは何の役にも立たないくだらないことだ でも…俺の尊敬するヨット乗りは人間の幸せは4つしかないって言うんだ “深く感じて自由に考える”“単純に楽しむ”“人から求められる”そして“命をかける”」
『ケープホナー』のセリフが印象深い。人の役に立つというのは大事だけど、だからといって幸せに繋がるとは限らないのが難しいよね。
「体が疲れているうちは半人前です 本当に疲れなければいけないのは頭と心です」
京子の恋と西沢チーフの回もよかった。西沢は厳しい中にもやさしく、それでいてホテルとしての在り方への冷静な判断力があるのがすごい。
「人は習慣に体を委ねることで時に心の辛さを乗り越えることができます」
ぼくの罹っている不安障害でも行動が大事と言われる。習慣で掃除をするのもいいし、行動をすることで不安が紛れたり、気持ちが上向きになったりする。そんな習慣を味方につけていきたいね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歌手の人のストーリー。悲しいラムもなかなかいいですね~。
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マッカラン、カーディナル、アメリカンビューティ、ラム、クバリブレ、ビトウィーンザシーツ、ハーフムーン、ラストキッス、ジョニーウォーカー
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ホテル編に突入。が、あまり変わってないよな…珍しいゲストの話が少し。コンセルジュとの絡みもなんだかな‥
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いよいよホテル編突入。
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ホテル編が始まりました。
私は勇気がなくて、地元のバーに行った事がないのですが、旅行先のホテルのバーには行きます。
他にお客さんがいなければ、バーテンダーさんはお話もしてくれるし、カクテルの名前の知らない私でも注文出来るし、居酒屋より好きです。
この本に載ってるものはどれも美味しそうに見えるので、バーに行きたくなります。
お話もほわっと出来るし、次の巻が楽しみですv -
新しくオープンするBARのため、バーテンダーを探していたホテル社員・美和。かつて世界的なコンクールで優勝したこともある天才バーテンダー・佐々倉溜と出会い、半信半疑で採用面接の場に送り込むが…!?
汐留に完成したホテル・カーディナル。来島会長の誘いを受け、銀座のバーからホテルへと舞台を移す決意をした溜のもとへ、新規オープンのホテルバーならではの「珍しいお客様」が次々と訪れて…!?