- Amazon.co.jp ・マンガ (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088645032
感想・レビュー・書評
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ぶれると読み返す本。
故にボロボロ。 -
最近自分の中の昔好きだった漫画家さんを読み直すブームの1人。
高校の頃、大好きだった。特に「致死量ドーリス」には衝撃を受けた。
まだネットなんかがそこまで普及してないから、なんとか本屋でかき集めた漫画。今見返してみたらほぼ全部読んでた。
こんなに繊細に美しい世界観があるのか、と。
いや、高校の私は世間知らずもいいとこのど田舎娘ですから、そりゃ衝撃を受ける訳です。
そんな作品を描いてた作者の人となりの一端を垣間見させて貰いました。
期待を裏切らず。
そしてこのエッセイ?を描いてた当時の彼女の年齢を大きく超えた現在の私ですが、彼女の琴線に触れたであろうものは、私が好きだなと思うものと、よく似ていました。納得。 -
ゆったりした綺麗さが本全体から感じられた。自分の性格と見比べてみるとはるかに耽美で美しいからこそ「自分の生活はもっと色をつけられる!」と前向きになれる。
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今読んでも面白い。肩の力の抜けた耽美。そして後半になるにつれ題名詐欺状態。(高校の頃同級生も同じような感想云ってたな)
青さんや竜太朗さんがチラリズム。
この頃のまきさんと今や同世代になってしまった。
これ読んでると本能に従順で自己中心的で自分のスタイルを貫く事によって自らの首を絞める程にストイックな人になりたいと思う。
果たして私はかっこいい女になれているのかしら。 -
昔、何かで目にしたのですが、これを読んで、嶽本野ばらさんが、あまりにも自分とそっくりな生活をしているので驚き、共感した。とあって、なんだか読めば納得させられました。耽美といっても、肩の力が抜けていて、小難しい話など下らないから無しです。といった軽やかさ。揺るぎない価値観のもと、全てを取捨選択する生き方に慣れ切った作者の暮らしぶりが、素敵です。孤立無援は当たり前。とことん自分の求めるものを特別扱いし、それとともに生きる。覚悟とか決意とか、そういった重苦しく野暮なものも涼しげに飛び越えて、愉しみながら暮らすマキさんは凛としています。
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耽美生活に憧れます。細いベッドとか、素敵なものがいっぱいです。
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楠本まきのエッセイテイストな漫画
ごくマレに読み返す。自分の世界観持ってる人ってステキだね -
耽美主義者の
耽美主義者による
耽美主義者のための一冊。
楠本まきさんの50音エッセイです。
読んでも読んでも、飽きません。
彼女の孤高な作風 や
ある種偏執的な世界観 の
そのルーツを垣間見れたり
そうかと思えば
マニアックなチーズの話だったり
マニアックな旅行の話だったり
マニアックな友達の話だったり
イギー・ポップや
フブルース・ラ・ブルースへの愛の話だったり。
この【感覚】がたまらない、という
ある種の人たちにとっては
堪らなく素敵な本です。
装丁や中身のデザインもとにかく偏執的。
著者近影はゼラチンさん。 -
最高のエッセイ漫画。このだらーんとした気の抜け具合、
にもかかわらず、ビジュアル面には細部まで
なみなみならぬ拘りが見て取れる。
作者にはいつまでもそのままでいて欲しい。 -
楠本まきによる『耽美とは』をテーマにしたエッセイマンガ。
字が多いのが、魅力(笑)
ちょっと英国イタリアドイツの旅行ガイドもあり。
ボロボロになるほど読み返してる、棺桶まで持って行きたいお気に入りすぎる1冊。
読み込んでるんだ、、、素晴しい!
楠本まきの作品読むとゾクゾクする。早く連載中の「赤白つるばみ」一冊に纏まらないかなぁ...
読み込んでるんだ、、、素晴しい!
楠本まきの作品読むとゾクゾクする。早く連載中の「赤白つるばみ」一冊に纏まらないかなぁ、、、