ハチミツとクローバー 7 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2005年3月18日発売)
3.71
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本棚登録 : 4871
感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088652733

感想・レビュー・書評

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  • 図書館行ったら続きが待ってました!とばかりにあるんだもん!借りちゃうよねー(歓喜)
    竹本くんの旅とあのおじいちゃん先生たち。
    いやあ実に良いのよ!

  • (2022-03-22L)

  • 竹本の旅が完結!当時よりも今読んだ方がグッときた!
    竹本の「人の役に立ってるような気がするとすごく落ちつく不安が消える」ってよくわかる。でも、それって人のためじゃなく自己肯定感のための行動であって、他者への依存でしかないんだよね。

    竹本へ声をかけた修復士の棟梁が素敵だった。
    「答えなんざどーでもいい ハナからそんなものはねーんだ『自分で本当に気のすむまでやってみたか』どーかしかないんだよ」
    『不幸自慢禁止』の話もよかった。花本先生もそうだし、カッコいい大人が出てくるマンガはやっぱりいい!

    「多分 僕は 背中から遠ざかる 自分のすべてを
    どれだけ 大事か 思いしりたかったんだ」
    自分探しとは言うけれど、大事なものはすでに自分の中に、そして周りにあった。それにちゃんと気づけたからこそ、あの告白ができたんだろうね。
    森田をサラッとかわしたところにも成長を感じた。

    はぐも絵画教室を経て、前進できてよかった。竹本の話でもそうだったけど、誰かと向き合うことはつまり自分と向き合うことなんだろうなって感じる。
    何かの道を突き詰めるほどに「好きなものを楽しんで」は難しいんだろうな。

    花本先生の「さみしいよ でもただそれだけの話だよ こう 波みたいにガーッときて かと思ったらすーっとひいて それがずっとくりかえし続くだけさ」
    「子供が子供なのは 大人が何でもわかってるって思ってるところだ」
    この言葉たちが好き。花本先生の歳は超えたけど、こんなこと言えそうもない。

  • これだけ「自分探しの旅」に尺を使い、かつ明け透けに甘酸っぱい内面に焦点を当てた漫画は他に見たことがないですね。好む好まざるはさておき、すげーなと思いました。真山に対して野宮も言ってましたが、この巻の竹本は何だか見てられないむずがゆい気持ちになりました。。。柔軟剤使っただろ?!のくだりは流石に笑ったw 懐かしいー!

    ついにあゆが理花さんと対面してしまうシーンが良かったですね。大人同士、淡々と、ただ心中穏やかではなく。理花さんの内面は意図的に描かれていないのでしょう、あくまであゆから見た「あの人」と話している形になっています。それはさておき、リーダーにべろべろに舐められる理花さんが最高に可愛かったです。理花さん好き。

  • 竹本君の自分探し自転車旅行エピソードがとても良かったです。地の果てが、さびしいところではなくて、光の指す明るい場所だったということ。迷ったり、アクシデントにあったりしながらも、行き先が明るい場所であったということはなにより希望だと思いました。

  • ――自分を探しに行こうって思った

    行けるとこまで
    手が届かないなら
    近づけばいいんだって 思った

    この両足を交互に踏み出して
    それだけで 近づいて行けるんだ

    それしかないんだ

    どこかに「自分」があるって思っていたけれど
    そんなものは どこにもなかった

    これがぼくだ
    なにもないぼくが 食べて 寝て
    生きて 笑って泣いて 進んで 生きている
    それだけなんだ

    だから繋いだ手の温かさが
    それだけで生きていけると思ったら
    それがすべてなんだ

    役に立つのは嬉しいけれど
    それがすべてになってしまったら
    そこにはもう 自分なんかいない

    行きたい場所があるなら
    行ってみればいいって 思う

    こんなところにいないで
    行かない理由を探してなんか いないで

    そこで見たもの触れたもの感じたもの
    すべて 自分のものになるから

    帰ってきたら美味しいものを食べようよ
    どんなものに会ったか聞かせてよ
    どんなふうに感じたかを教えてよ

    君のことを話して

    ――そんな場所があるんだってことを思い出したくて
    ぼくは旅に出たんだ

  • 竹本君・自分探しの旅の巻。夏の間に成長した君がまぶしいよ!!涙の出そうな感動シーンもあり、必見です。はぐちゃんやあゆの恋模様もまだまだこれから♪

  • “北へ向かってひとり自転車をこぎ続ける竹本。旅には慣れてきたが、行く先に彼の心を満たす何かは、待っているの……!?超ヒット❤トキメキ☆逆走ラブ・ストーリー☆第7巻☆”―裏表紙より。

  • 自分探しの旅を経て(厳密には違うらしい)、竹本が大きく成長した巻。彼はもう大丈夫、そんな気がする。 
    感想記事→http://utsuyama27.com/hachikuro7/

  • この巻は竹本君の巻だなあ。
    青春のもやもやを行動で解消することは、
    次のステップに進むために
    とても大切なことだと思う。

  • 表紙がとても好き、竹本だけこっちを真っ直ぐ見ててすっごくぽいなって。子供が子供なのは大人が何でもわかってるって思ってるところだ ああ また来た 青春の迷い人が☆どーすりゃ無邪気なものが描けるんだ?って可愛い小学生可愛い 自分の家のドアがどこでもドアだったなんて 青春の御本尊様

  • 2015.12.26市立図書館(次女)
    竹本くんの自分探しの旅。出会いに恵まれた。
    森田は帰ってきた。あゆちゃんはりかさんと仕事で真山気まずい。はぐちゃんは子ども美術教室。

  • 辿り到るは松島。
    切り干し大根の卵焼きが食べたくなるも、まだ空虚。
    橋の隙にランドセル。リアルとアンリアル。
    雨の終わる場所。

  • 【中古】はぐちゃんが小学生相手に先生できているのが驚き。竹本くんお帰りなさい。表紙絵この巻が一番好き。

  • 「好きなものを」「楽しんで」という言葉は美しい でもその何とむずかしい事か・・・

  • おかえり竹本くん!すっかりたくましくなって・・・(ほろり)。はぐちゃんと森田さんの関係は天才同志のシンパシーで、恋愛と捉えた場合必ずしも幸福かどうか疑問だけれど、竹本くんははぐちゃんにとって修ちゃんのミニチュア版みたいなものなのだろうなと思う。刺激と安心の二択。

  • 器用な竹本。自分探しの旅、棟梁の「自分で本当に気のすむまでやってみたか」、しんさんのキモダメシで渡る橋。

  • 自分探しの途中、修復士やいろんな人との出会いがあり、一回りも二回りも成長して帰ってきた竹本。やや竹本が詩人っぽくなってきたのが気になるが。。しんさんも修ちゃんも野宮も・・・みんな若い時分に自分を探していたのね。若いって素晴らしい。

  • やっぱり繊細すぎるのかな~!自分探しみたいなことって、正直どうでも良いような気がしちゃってな~!あとギャグっぽい描写が後に影響してる感じも今ひとつだし、森田の怪我ネタももういいかなぁ・・・

  • 親が子供に教えなければならないのは 「転ばない方法」ではなく むしろ 人間は転んでも何度だって立ち上がれるという事じゃないか!?

  • 一番印象的だったのは、竹本君の自転車のシーン。

    雨と晴れの境目を自転車でこぎながら、自分の大事な事に気づくシーンはとても美しく、漫画の中だからこそ描ける綺麗なシーンだと思った。

    そしてその後、はぐみの元へ帰った時の、彼女との『おかえり』『ただいま』のやり取り、はぐみへ『好きだ』と自分の気持ちを伝える場面、数巻前の竹本君とは別人の彼がそこにはいた。

  • 自分探しの旅から帰ってきた竹本くんのまさに一皮剥けたような成長ぶり。
    はぐちゃんにまっすぐ気持ちを伝えた時の表情は、すごく男らしくかっこよく思えました。

    絵画教室の講師をしたはぐちゃんと生徒の倉持くんのエピソードもすごく良かったです!

  • 書店バイト時に。

  • 6に引き続き、自転車の話が好き。日本最北端と自分の家のドアはつながっている。どこでもドアだったんだ、ってとこ。
    日本から遠く離れたメキシコで、まったく異国感を感じずにこれを読む。わたしの部屋のドアもどこでもドアで、いろいろ難しいこと考えなければどこにでも行けて、なんでもできる。そうしたいっていう意思があれば。そういう人に、今回メキシコでたくさん出会ったから、もうわたしは知っている。
    ハチクロをおいていてくれてありがとう、アミーゴ!

  • 竹本君が自分探しの自転車での旅が中心のストーリー。

    旅の途中で出会った棟梁の言葉

    『「自分で本当に気のすむまで
    やってみたか」どーかしかないんだよ。』





    内容は何であれとことんやってみることなのでしょう。

    竹本君がみんなのいる場所に戻ってきた時の姿が勇ましくみえた。

    私個人的にはP159の竹本君の顔が好き!

  • 再読。
    このあたりが一番好き。

  • 7巻

  • 友達の漫画。引き続き竹本の旅、絵画教室の先生をすることになったはぐ、里花と山田の対面、お金のために真剣にマトモなことを言う森田、さらに突き落とすつもりが突き落とされたり。旅から帰ってきて野性的になった竹本、去年と同じ光景の夏祭り、告白、ローマイヤ先輩の伝説。「どこまで行けるか」で走っていくのがすごい。自分探しの旅ではないと否定していたけど、しっかり自分を逞しく成長させて帰ってきた。部屋のドアがどこでもドアって表現が印象に残った。

  • 山田がかわいい。
    はぐちゃんと竹本くんがいつもきれい。
    こんな大学生に憧れます。

  • 自分探しの旅、集結! 眩しくて、自分も旅をしたくなる……。番外編が相変わらず面白かった。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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