ドラゴンクエスト 1 勇者の家庭教師の巻: ダイの大冒険 (ジャンプコミックス)
- 集英社 (1990年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088710716
感想・レビュー・書評
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後半のくどさがなければ。ポップの成長物語。
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大袈裟かもしれないけど人の在り方とか生き方とか、いろいろと考えさせられる反面勇気と笑顔を貰える漫画。
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ジャンプアプリ内にて無料のため。少年漫画って感じ!
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面白い
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人気ゲーム『ドラゴンクエスト』を基にした漫画である。週刊少年ジャンプ黄金期を支えた作品の一つである。アバンストラッシュは少年時代に真似したくなる必殺技であった。アニメ化された。
本作品はドラゴンクエストを土台としながらも、独自の世界観を持っている。連載前の読み切り作品では、モンスターは平和に暮らしており、人間が悪者になっている。魔王軍との闘いになる連載後も、魔王軍が六大軍団に組織化されているところは当時としては新しかった。
ダイの師のアバンの不真面目そうなキャラクターは面白い。真面目に努力して這い上がる少年漫画のステレオタイプは後の時代に批判され、克服の対象になったが、黄金期の作品も真面目一辺倒ではなかった。鳥山明『ドラゴンボール』の亀仙人もそうである。努力と根性一辺倒でない点があることが支持され、黄金時代を作った要因であろう。
ドラゴンクエストは経験値を蓄積してプレーヤーを成長させる画期的なゲームであった。本作品もキャラクターが予想外の成長を遂げた。ポップが頼りになるキャラクターになり、ハドラーが主人公と心を通わせる強敵になった。冒頭からは考えられない展開になった。 -
子供向けっぽい
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全37巻
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アバンストラッシュはいいですよね!
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1600エントリ。キリのいいエントリでは、私が若い頃に影響を受けた作品を紹介することになっています。いつまでやるんだろうこれ…。
で、今回は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」であります。ジャンプが週間600万部売っていた黄金期に、比較的に地味に長期連載していた作品の1つ。ゲームのドラゴンクエストシリーズの設定の一部(モンスターや道具・呪文など)を流用しつつ、ゲームとはまったく異なるオリジナルストーリーを展開した。序盤こそ監修として堀井雄二が入っていたけど、いつの間にかクレジットが抜けたことにはその辺の事情が影響したのかもしれない。
ダイの大冒険で特に気に入っていたのは、魅力的な敵キャラの数々。クロコダイル・ヒュンケル・バラン・ハドラーと、激闘を繰り広げたうえで勝利し、その後仲間になるという少年漫画の王道を繰り返した。そして終盤までミステリアスな存在感を放ち続けたミストバーンは個人的に大好きだった。物語の中盤で、冷静沈着なミストバーンがブチ切れて正体を明かそうとした回があり、次の回があまりにも楽しみでその週の日曜日(翌日が次回のジャンプ発売日)はワクワクして寝付けなかったことは、今でも鮮明に覚えている。ちなみに、次の回では盟友(?)キルバーンが止めに入ったことでミストバーンは落ち着きを取り戻し、ミストバーンの正体が分かると期待していた私は大いにガッカリしたという結末だったのだが…。結局、ミストバーンの秘密が明らかになったのは、物語の最終盤だった。キルバーン×ミストバーンに関していうと、カップリングという概念を知らなかった当時の私が、何となくそういう雰囲気を感じていたことも見逃せない。
書誌情報としては、ジャンプコミックス全37巻、集英社文庫全22巻、電子版全22巻。いずれも集英社刊。