anim.-アニマート 1 (ヤングジャンプコミックス)

著者 : 高嶋哲夫 八坂考訓

• 集英社 (2006年6月19日発売)

感想・レビュー・書評

[foxdieさんの感想 · 2010年7月24日]

人間ドラマは面白いし、災害知識も詳しく丁寧で引き込まれる。
ただ、主要キャラのあの感じはどうなんだろう。フィクションなんだから奇跡的な展開で助かること自体は全然悪くないんだけど、助かり方の多くが妙にコミカルだったり映画のスタントのようなのは、どうなんだろう。
本作はノンフィクションの事例をもってきて状況を語ることも多いので、その辺に強い違和感を覚えた。

打ち切りなのか、設定の色々なものが置いてけぼりになっているけど、それでも漫画としては面白い。災害ガイド本としての価値もある。
隠れた良作だと思う。

[skasmokerさんの感想 · 2006年12月17日]

巨大地震災害をテーマにした作品で、なにをやってもうまくいかない、高校生が地震にあった時、どうするのかが描かれています。巻末には、地震災害に対して、なにが出来るのか？どんなものを備えたらよいのかなどの、インタビューも載っています。

著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第１回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『Ｍ8』『ＴＳＵＮＡＭＩ津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」