不能犯 2 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
3.51
  • (7)
  • (11)
  • (20)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 209
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088798905

作品紹介・あらすじ

人の心を操り、「思い込み」によって人を殺害する殺し屋・宇相吹正。彼の犯行は誰も証明する事はできない。人は彼を「不能犯」と呼ぶ…。家族、出世、恋…人々は自分の欲望に溺れ宇相吹に殺しの依頼をする。それが、地獄への入り口だとも知らずに…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原作の宮月先生と、作画担当の神崎先生の歯車がカッチリと噛みあい始めたか、先巻よりダークさが増しているので、肉体的なダメージよりも精神的な負荷が得意じゃない人は注意が更に必要になっていると思う
    人間の本質って善と悪、どっちなんだろうか? と悩む余裕すら与えてくれないほど、人の汚さ、自己中心さ、弱さ、が濃厚に描かれている
    欲望を持っている方が、人間としてはマトモだが、自分で自分の欲望をコントロールできず、最終的に自滅する人間は悪じゃなく、弱者だろうな・・・
    殺し屋である以上、宇相吹はヒーローとは言い難い。彼の仕事で人が死ぬことで、救われる誰かが確実にいないので、ダークヒーローとも言い難い。彼の立ち位置はとことん、殺し屋だ、実に卑しい
    依頼者がいるから宇相吹は存在するのか、それとも、宇相吹がいるから依頼者が後を絶たないのか
    人の脆さを自分の眼で見るために、最も効果的で、最もおぞましい手段を選ぶのに躊躇が無い、こんな知りたがりの宇相吹の瞳と舌は、悪魔すら殺しそうな気がする
    自分の中の正義の在り方に迷いながらも、愚直に彼を追い続ける多田
    このバカ素直な刑事の存在が、宇相吹の底知れなさを強調しているのだろう
    あまりにも力量がありすぎるので好敵手とは言えない、彼らの関係が今後も続くのか、それとも、変化が生まれるのか、楽しみだ

  • 話の途中で本当の依頼人が出てきたり、結局みんな死んでまう、、、

  • 一生分の「刃が柄の方に引っ込むジョークアイテムのナイフ」を見た気がする……

  • 哀しいね。人間は。
    熱血刑事の活躍に期待。

  • 「あなたの正義では 誰も救えない」

    援交刑事とか、元風俗嬢とか、銀行マンとかバリエーション豊かな依頼人達で、オチも秀逸。
    毎回、終わり方が楽しみ。

  • -

  • 相変わらずこわい。
    所有したくはない漫画。

  • 出世レースやイジメの話など偽善の中に潜む人間の醜さと変貌をキッチリ描いたダーク漫画。幸せな方にこの本をお勧めはできない刺激物。

  • 現代版喪黒福造ですね。

  • 宇相吹に正義の鉄槌を与えているモラルなどは求めないが、止む無く彼に殺人を依頼する、と言う依頼人側に感情移入が出来ない、余りにもクズばっかりで。

全15件中 1 - 10件を表示

宮月新の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×