プリマックス 4 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
4.13
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本棚登録 : 36
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088903712

作品紹介・あらすじ

“カワイイって愛おしい"文化祭で女装し踊ったその日からカワイイに魅せられカワイイを追求し続ける男子高校生3人の日常はついに世界に向けても放たれる…!? ますますヒートアップする熱血&キュートな女装青春コメディ!!

感想・レビュー・書評

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  • これは狂気と言って過言でないが、「カワイイ」の力の強さが根底にあるおかげで(あるせいで)突き放せない共感が確かにあるのだ。まあ完成したPVには色々ひっくるめて最後の一言と同じ感想は出る。

  • いや、しかし、何と言うのか、凄い
    ここまで、原作と作画担当の漫画家が、お互いの魅力を引き出せる事があり得るのか、って絶句するくらい、理屈じゃ断じてない面白さだけがある漫画が、この『プリマックス』
    (3)と(4)の2か月連続刊行は、一ファンとして嬉しい限り
    けど、今巻を買うの、一瞬、躊躇っちまった
    まさか、ワルコが表紙を飾っているとは思いもしない、コッチは
    柴田先生の作品を網羅してもないし、YJ全ての漫画を読んでいる訳でもないから、適当な事は言えないが、歴代最悪のヒロインって言ってもいいんじゃないかな、そう思わざるを得ないほど、清々しいまでの悪辣さの持ち主であるヒロイン、それがワルコ
    別に、彼女は嫌いでもないし、憎くもない。悪ぶるのでなく、圧倒的に悪く、その普通じゃない生き方に一切、悪びれず、目的の為なら汚い手段を使う事も厭わず、思いきれる
    そんな彼女のブッ飛んだ悪さが、巨乳によって打ち消されてるって現実は否定しきれないが、それだけじゃない清々しいまでの、悪人としての矜持が、彼女の胸の中にはある
    自分に正直に生きる事が出来る人間には、えもいわれぬ魅力があり、並の人間は惹きつけられてしまうもんだ
    また、内容も、毎週、YJで読んでいたって、何ら変わらず楽しめる
    大雑把にまとめると、ついに、ニーサン先輩との戦いに決着が付いている
    どっちが勝ったか、はともかくとして、少なくとも、モン太、ツバメ、竹雄の本気以上の本気は、本物の男であるニーサン先輩に、しっかりと伝わったのは確か
    そう言う意味では、この(4)で、もっとも強い印象が残った話は、6時間ぶっ続けのダンスでもなく、モン太母も参戦した、カワイイ皆無のガチPV製作でもなく、オマケ漫画だった
    人間って、本気の何かに影響を受けちゃうと、こうも自分を変えられるんだな、と思う
    天使になったニーサン先輩が、本編に登場する日が楽しみだ
    この台詞を引用に選んだのは、『プリマックス』を説明するのに、これほど、しっくり来るものはない、と確信したので

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