秋の鹿は笛に寄る 1 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088911373

感想・レビュー・書評

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  • それなりの商社に入って、恋人も居て、その恋人とは結婚も考えている
    普通なら順風満帆としか表現しようのない人生。ここに驚きの提案をしてくる女性が現れるだけでこうも人生は狂っていくものなのかと戦慄

    春日凪がしてきた提案は男にとってあまりに都合が良いもの
    本人が求めているものは明確であり、後腐れなんて起きそうにもない。下半身から生じる本能に従って都合の良い関係を続ければいい
    でも、凪の対応があまりにも都合が良すぎるから鹿島は彼女と接する中でこれまで見えなかった茉莉への不満が見えてきてしまう
    その不満感や男として満たされていないという欲が凪への想いを走らせてしまう
    けれど、凪は最初の提案通り妊娠することしか考えていなくて……

    凪みたいなタイプを効率厨と表現するのかな?
    女性が働き続ける中で迎えるだろう困難を正確に予測した上で、その人生において結婚は邪魔だと考えている。でも子供は欲しい。だから後腐れなさそうな男とセックスして妊娠したい
    凪の考え方は計算機めいていて情が欠けているように見える
    そんな女性に入れ込んでしまうなんて馬鹿げている

    でも、鹿島は計算機で出来た人間ではないから自分に都合のいい女性が現れたら夢中になってしまう。
    もし凪にもう少し甘っちょろい部分があれば、鹿島の迷いが実を結ぶことも有ったのかも知れないけれど、凪は効率厨。その本気の行動は実に結びつくように出来ている
    凪にとっては予定通り、鹿島にとっては予想外の報告。感情が追い付かない二人の遣り取りは驚きの連続だね

  • 2019.01.14 さゆさんのレビューより
    「妊娠させてほしい」と頼まれただけ――。“ワリキリ婚外関係”はどうなる!?
    https://ddnavi.com/review/512687/a/

  • そっか、タイトルことわざなのね。 「あなたは要らない。子供だけ欲しい」ってなかなかすごいコピー。ワリキリ社内秘な関係。好きになっちゃっても詰む。目的達成しても詰む。2人だけじゃなく、それぞれに彼女と元彼を登場させてくるのがきづナンだ。契約終了の可能性たかそうだけど、この関係はどうなっていくかな。いい方に予想を裏切ってくれると信じてる。

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