うしおととら 完全版 (4) (少年サンデーコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091260802

感想・レビュー・書評

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  • 唐突に思い出した。あの頃の私はここでうしとらが大好きになったんだ。

    妖怪達との死闘を繰り広げる遠野編。
    うしおが妖怪達を邪悪な存在として見ているのではなく、やむなく戦い続けている事。そしてそれを妖怪達が理解してくれるという事。更にはとらの絶妙なツンデレっぷりw 何気に一鬼が鬼ではなく蛇の変化であると表現されるのも意外でカッコイイ。

    上記の通り、遠野編は見所ばかりなのですが、私が一番好きなのは青森での対なまはげ。
    いわゆる普通の人である香上と片山が根性見せる、という熱い展開がいい。何気にこの二人のキャラも面白くて、うしとらの二人旅に違う楽しさを加えてくれています。
    思えばこの辺からキャラクターのリアクションや表情もより多彩になり、画面が賑やかになってきてたのかな、と。

    そして何より、「おまえはそこでかわいてゆけ」。
    このシーンにおけるうしおのかっこよさ。迫力、そして説得力。本当に大好きですねぇ、ここ。上述の通り、この画面で私は一気に惚れこんだんだという記憶が蘇りました。

    …どんな中学生だよ、とも思うけれどw


    ところで鏡魔の人。
    …ロリコン趣味がふられた理由なんじゃないの?

著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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