オバケのQ太郎 1 (藤子・F・不二雄大全集)

  • 小学館
4.16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091434029

作品紹介・あらすじ

オバケ大会(64年 33号)/ バッチリあそぼうよ(64年 34号)/ ★かみなりじいさんの九官鳥(64年 35号)/ 忍法修行(64年 36号)/ なくなQちゃん(64年 37号)/ ネズミを追い出せ!(64年 38号)/ 台風Q号(64年 39号)/ 正ちゃんにプレゼント(64年 40号)/ ★正ちゃんは名選手(64年 秋号)/ テレビが見たい(64年 41号)/ ゆうかい魔に気をつけろ!(64年 42号)/ 兄弟ゲンカはやめよう(64年 43号)/ パパの書類がきえちゃった(64年 44号)/ Qちゃんのテレビスター(64年 45号)/ へんな見合い(64年 46号)/ ★Qちゃんの病気(64年 47号)/ ぼくは社長だぞ(64年 48号)/ おれさまはガキ大将(64年 49号)

感想・レビュー・書評

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  • Qちゃんと正ちゃんの出会いから。
    全体が優しくて、愛情深いトーンに包まれている。

  • 読む前の勝手なイメージは『ドラえもん』のような感じ。
    Qちゃんはドラえもんよりイノセントだった。
    自分本位で行動をとるため正ちゃん一家に迷惑をかけることエピソードが多々ある。
    ペットの感覚に近い?
    設定の違い。

    おばけとしてアイデンティティを持つQちゃんがかわいい。

    「Qちゃんが卵から生まれた」設定は知らなかった。

  • 人間の服を着て変装してるときとか、あぐらかいてるときの足の感じがたまらなく可愛い。たまにいい話しもあったりして、癒される。

  • 絶版になったQちゃんが完全版で復活★
    1ヶ月に1冊ずつ買おうと計画中♪

    Qちゃんって卵から産まれるって知らなかった…

  • 3位

    自殺しないでよかった。

    2009年までこの世に生きていて、
    色々いやなこともありました。
    でも、時々それを帳消しにしてくれるような
    とびっきりの幸福が訪れる。
    それを待っていて、本当によかった。

    ほかでもない、オバQの復活です!

    もうだめだと思っていました。
    たいへん不謹慎で罰当りなことをいうと、
    将来、藤子不二雄A先生が亡くなり、
    さらにそれから50年後たち、
    著作権が完全に切れるときまで
    もう絶対に日の目を見ることはないだろうと
    覚悟していました。
    私が生きているうちには無理だろう、と。

    でも『オバケのQ太郎』がこうして手元にある。
    曲りくねった道だったけど……
    Qちゃん、よかったよね。
    本当によかった。


    今からすれば信じられないかもしれませんが、
    藤子不二雄という漫画家はもともと
    壮大なSFアクションを得意としていました。

    現在のような“非日常な日常”を描く
    いわゆるエブリデイマジックものの大家になった
    きっかけは『オバケのQ太郎』の大ヒットです。

    二人で描いたこの大ヒット作が契機となって、
    藤子不二雄Aは『忍者ハットリくん』と
    『怪物くん』を描き、
    藤子・F・不二雄は『パーマン』を描く。
    (当時はどちらも「藤子不二雄」なのですが)

    60年代に「藤子不二雄」のブランドは確立しました。
    しかしこのあたりから二人の合作は少なくなり、
    70年代に入るとほとんど別々になります。
    それでも同じスタジオで仕事をしていたのが
    二人の不思議なところなのですが……。

    にしてもQちゃんはかわいい。
    『オバケのQ太郎』はF先生とA先生、
    それに石森章太郎さん(当時)や
    スタジオ・ゼロの面々が
    わいわい集まって描いたものなので、
    ほかの藤子漫画に比べると
    かなり雑然とした雰囲気が漂います。

    あ、スタジオ・ゼロというのは
    トキワ荘のあの方たちが作った
    アニメ制作会社の名前です。

    そもそも、連載時の作者名は
    「藤子不二雄とスタジオ・ゼロ」で、
    「永井豪とダイナミック・プロ」と
    同じようなものだったんですよね。
    二作目の「まとめてめんどうみてよ!!」は
    ほとんど石森漫画といってもいいくらい。

    でも、そのちらかったところが
    かえってのどかでのんきな空気を
    かもしだしているんですよね。

    ここで『オバQ』の担当部署を
    確認しておきましょうね。

    F………オバQ、パパ、ママ、木佐くん、P子、
    U子さん、ドロンパ、神成さん

    A………正ちゃん、伸ちゃん、小池さん

    石森……ゴジラ、よっちゃん、ハカセ

    ストーリーは大半がF先生によるものと思われます。
    背景は『釣りバカ日誌』の北見けんいちさん。

    実は『オバQ』は7割がたF作品じゃないのかなあ、
    とずっと前から思っていました。
    対等な合作は、ちょっと前まで
    「週刊少年サンデー」で連載していた
    『海の王子』で最後だったのではないかと。

    『オバQ』の、特にこの1巻は
    ごちゃごちゃしたところが、いいですなあ。

    まだ高い建物もそうそう建っていなくて、
    道路が全部舗装されてるわけでもなく、
    垣根は木で出来ているのが多かった、あの時代。

    それが袋の中にぎゅっと
    詰め込まれているような気がします。

    私はこれからも何度となく挫けるでしょうけど、
    でも、人生には価値があると、胸を張って言える。
    そう、『オバQ』を読めるという価値が。

    おおげさだと笑わんでください。
    これは、ばかにならないもんです。

  • 40年前のQちゃん。時代の違いからか、あのQちゃんが辛口なのでした。
    すべてにおいて。
    ほのぼのした可愛さが観たかったので残念。ただ、新しめの巻もあるのでそちらを読んでみたい。
    だか、高いからそれも優先順位は低め。

  • 藤子不二雄A氏との共著で、卵から生まれたオバケのQ太郎が主人公。最初に出会った正ちゃんの家に居候していろんな事件を巻き起こします。

    オバケなので、壁をすり抜けたり、空を飛んだりいろんなことができるけど、犬が大の苦手でかつ大喰らい!オバケらしくない設定が実に親しみやすい(笑)。妹にP子、弟にO次郎(2期以降から登場?)などがいて、一応家族なんです。

    刊行されていた単行本が長らく絶版状態になっていましたが、今回の大全集版刊行で再び読めるようになりました。国民的オバケの活躍をもう一度読もうじゃああーりませんか!(あ…別に宣伝じゃないよ)

  • Qちゃん誕生(64年 06号)
    まとめてめんどうみてよ!!(64年 07号)
    Qちゃんと正ちゃんの裸一貫(64年 08号)
    正ちゃんのペットはオバQ(64年 09号)
    オバケの研究家(64年 10号)
    おかしなあの子(64年 11号)
    空とぶ宿題(64年 12号)
    わが家をつくろう(64年 13号)
    名画をかこう(64年 14号)
    魔球でやったるで(64年 24号)
    はりきっちゃったおるすばん(64年 25号)
    ★オバケなんかいるもんか(64年 26号)
    Qちゃんのおつかい(64年 27号)
    ハイキングに行こう(64年 28号)
    オバケットに協力しよう!(64年 29号)
    ハエたいじ作戦(64年 30号)
    オバ子がいたよ(64年 31号)
    都会をはなれて(64年 32号)
    オバケ大会(64年 33号)
    バッチリあそぼうよ(64年 34号)
    ★かみなりじいさんの九官鳥(64年 35号)
    忍法修行(64年 36号)
    なくなQちゃん(64年 37号)
    ネズミを追い出せ!(64年 38号)
    台風Q号(64年 39号)
    正ちゃんにプレゼント(64年 40号)
    ★正ちゃんは名選手(64年 秋号)
    テレビが見たい(64年 41号)
    ゆうかい魔に気をつけろ!(64年 42号)
    兄弟ゲンカはやめよう(64年 43号)
    パパの書類がきえちゃった(64年 44号)
    Qちゃんのテレビスター(64年 45号)
    へんな見合い(64年 46号)
    ★Qちゃんの病気(64年 47号)
    ぼくは社長だぞ(64年 48号)
    おれさまはガキ大将(64年 49号)

  • あまり役に立たないQちゃんが凄く可愛い。1巻ではまだ藤子不二雄色が薄くて、少し過激なギャグ漫画なのが新鮮。2巻はもう藤子漫画!という感じで、安定した面白さ。まぬけっぷりが面白い。

  • 頭に毛が3本しかないあのオバケですよ。でも、デビュー当時は、実は10本ぐらい毛があったというのは、有名な話。わたしは、今回、はじめて確認したのかも。

    あと、Qちゃんのすみかが、地下にあるとか、知らん設定がいっぱいでした。

    ところどころ、赤塚 不二雄のキャラや、石ノ森 章太?のキャラも出てきています。
    ストーリーの展開の仕方が、「ドラえもん」とか、「パーマン」以上におおらかです。ちょっと、人情話っぽい話が中心。

    そういえば、1人っ子が多い気がする藤子・F・不二雄マンガの主人公ですが、正太郎は、お兄ちゃんがいます。
    そういう部分でも、試行錯誤しながらつくられていったすごく原型的なマンガなんだろうなぁと思います。

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