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- Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091670137
感想・レビュー・書評
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神坂智子の作品は、実際の歴史の中で展開していく物語が多いです。
代表作である「シルクロード・シリーズ」や、「T.E.ロレンス」、「蒼のマハラジャ」なんかもそうですし、マルコポーロの話もありました。
日本の話である「春・夏・秋・冬」*1や、「べんがら格子の家」なんかもそうですね。
レディースコミック系の物語や、短編にちょっと違うのもありますが。
この人の物語のすごいところは、そういった歴史的な史実と物語の部分が、なんというか、すごく地続きに続いているところです。
今回の物語は、英国植民地時代のインド。
インド人として育ったイギリスの少年の物語です。
両方の目をもっているだけに、少年の心は揺れ動きます。
神坂智子の物語は、少年には弱さを、少女には強さをという感じでしょうか。
タージマハルの話なんかは、どこから史実で、どこから物語なのだろうと感心してしまいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英国人でありながら、インド人に育てられ、二つの国のはざまで揺れながら生きる少年カシュウ。T.E.ロレンス的な人物の創作。女装が似合う少年ってとこが面白い。
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