詩歌川百景 (1) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.20
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本棚登録 : 667
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670946

作品紹介・あらすじ

『海街diary』と繋がる物語、開幕!

山形の山里にある小さな温泉町・河鹿沢温泉の旅館で湯守り見習いとして働く和樹。弟の守とともに、旅館の女将や周囲の大人の思惑に時に守られ時に翻弄されながら暮らしている。
大人たちの抱える過去、そして河鹿沢温泉に数年前に引っ越してきた旅館の大女将の孫娘・妙をはじめ幼なじみ達との友情と恋と人生が静かに紡がれていくーーー

【編集担当からのおすすめ情報】
山里の温泉地を舞台に『海街』とつながる人々の物語が深く静かに始動しました。主人公・和樹と気が強く聡明な女子高生・妙(たえ)を軸として人々の心の機微が描かれていきます。海街ファン必読。

感想・レビュー・書評

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  • 海街Diaryより派生したお話しと知らずに手に取りました。漫画は一気読みしたい派なので完結まではあまり手を出すことはないのですが、なんとなく気になったので。

    吉田秋生はバナナフィッシュと吉祥天女依頼。丁寧に丁寧に言葉や絵が描き出されていて、素敵な漫画でした。ここのところの漫画にしては登場人物が多く人間関係や心情も複雑なので、まるで上質な文学を読んでいるような。

    海街〜も読んでみようかな。こちらは、完結しているみたいですし。

  • 「海街ダイアリー」好きなもんで買っちゃったやつ。あの温泉で働くすずちゃんの元弟とその家族やまわりの人々の話。濃密。ひとりひとりが濃い。人間ってそうだなと思わせられる。これからどう展開していくか。楽しみ。

  • さすがだな…。
    それぞれの人物のかき分け、性格がちょっとしたコマに表われてて、1冊しか読んでいないのに何冊か読んだような濃さを感じる。
    ずっと続けて読んでいきたいが、完結する前に読み始めてしまったのでこれから先が気になりそうだ。

  • 情報量が多いので気楽に読めない。(笑)
    現実世界の人間が善人ばかりではないので、最近自分がまんがに求める世界観はリアリティを求めなくなったため(とはいえ、ファンタジーものは苦手で読めない)、かなり(良くも悪くも)人間くさいドラマが描かれるこの作品は読んでいて辛いときもあるのですが、でも嫌いになれない良さがあります。
    作中にも出てきましたが、類みたいな若い行政屋さんもしくは政治家がいると、日本の地方や中央の行政・政治が少しは良くなる気がするんですけどね。
    それこそ、マンガの中の世界の話か・・・。

  • 『海街diary』のスピンオフというか
    あちらが海辺なら、こちらは山奥。
    住む場所が違うと住む人もまた変わるね。

    温泉で湯守修行中の和樹が主人公。
    幼馴染で旅館の女将を志す妙も
    複雑な家庭の事情を抱えている。
    というか、みんな少しずつ
    しんどい部分を含みながら生きてる。

    旅館の仕事のことや土地の風習も描いてあって
    そこもおもしろかったです。

  • 恐ろしいほど上質

  • 2020 河鹿沢温泉は山形県北部を流れる河鹿川両岸の25軒のの宿泊施設とわずかな店舗
    公共施設からなる小さな温泉町


    飯田和樹 あづまやで修行中
    飯田守 弟

    森野剛  和樹の同級生 工務店勤務
    林田類  和樹の同級生 町役場の観光課勤務

    小川妙 あづまやの大女将の孫娘

    倉石繁 湯守 あずまやの湯守

  • 一巻でわかるのは、
    主人公の男の子は地元の温泉街にある温泉旅館で新米従業員として働いているが、仕事でも人間的にも一枚も二枚も上手の幼馴染の女の子に嫉妬しつつ、惹かれている。この幼馴染の女の子は旅館の大女将の孫にあたり、母と確執がある。

    まだまだ物語の序盤ではあるが、よく取材された温泉旅館の背景が見えて面白い。何より人間関係の伏線の貼り方が好き。今後の展開も気になる作品。

  • 20年以上前に同じような山の中の小さい温泉街近くにある診療所に勤務していたことがある(その名も湯本診療所だった)。ストーリーとは別にホントに白黒になってしまう雪景色というのは実感した。雪にもたくさんの色があるとは思わなかったけど、全ての色を飲み込んでしまう白という感じはあったな。

  • 2022/2/15購入
    2022/2/20読了

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

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