岡崎に捧ぐ (3) (BIG SUPERIOR COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2017年2月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091792242
感想・レビュー・書評
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切なくなってしまったよ。
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高校生になった山本さん達、青春を謳歌する時期に、子どもと大人の間で葛藤し、周りに順応しようとするも、悩み、迷い、苦しむことも。自由奔放って好きな言葉だけど、その自由は周りが許容してくれて叶うものなのかもしれない。大人になった私たちへのメッセージか。
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2017.3月。
世代もどんぴしゃだし、各時代に経験していることも感じていることもものすごい身に覚えがあるからハマるハマる。痛いとこつかれる部分もたくさんあったり。どうなっていくんだ、山本さんと岡崎さん! -
森田公一の青春時代「青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの 青春時代の真ん中は 胸に刺さすことばかり」の歌詞がリピートリピートで流れる。
大人と子どもの狭間で思い悩み、周りと比べ焦燥感を覚え、将来に対して漠然とした不安を感じ、迷う山本さほのモラトリアム、センチメンタルが入り混じる中、変わらずに側に居続ける岡崎さんの逞しさが美しく映る。
そういえば杉ちゃんってナードコアテクノのDJやっているんだよな、まだ曲聞いていないな…。 -
新刊出てたので購入。本日読了です。
しかしこの作者、私より三歳年上か……読んでいてどうりで「90年代〜ゼロ年代に中学高校を過ごしたということでは重なるんだけど、ビミョーに世代が被らない感」を感じていたんですよね。
ルーズソックスは私より上(と言っても学年的に3、4くらいのちょい上)の世代までの流行と認識しておりました。ペットボトルぶん回して伸ばしたというのは聞いたことありますが、リサイクルしていたことまでは初耳。それ以外の細かいこだわりは「うーん、さすが都会の女子高生……」という感じ。田舎は田舎で女子高生のこだわりはありますが、もっとルーズで芋臭い。岡崎妹みたいな「ギャル系」が一番近いかな。
高校生の話になると「あぁ、この作者はこの作者なりの青春があったんだなぁ」という気がします。「独自の方向性」みたいなものを持ち始めて、その先に突き進もうとする年頃ですからねぇ。それはそれで楽しいこと、素敵なことなんですが、どこか満たされないというか、喜びに単純さと純粋さが失われていく感覚も覚えていく。「大人になるってこういうことかなぁ」とおもいつつ、「いや、そうだとしたら大人ってメッチャつまんないじゃんヤダヤダそんなのなりたくない」って抗いたくなるというかね。そういう葛藤みたいなのを描けているのはすごくいいなと思いました。
「今ってさぁ、バイトして好きに使えるお金があるでしょ? バイクがあるからどこへでも行ける。どんどんできることが増えていくのに、なんであの頃よりつまらないんだろう。」(p.133) -
自分は高校生が遅い反抗期だったなあと思い出しました。ど真面目だったからサボる勇気もなく、中途半端な遅刻くらいしかできてなかったけど。
毎日苦しかった!
そんな気持ちを思い出させる漫画はやっぱりすごい不思議だけど魅力的です。よくこんなに覚えてるなあ…
作者のあとがきはその通りだと思う。大人の年齢になってもあまり変わらないし、変われない。 -
高校生編。
高校生になったばかりのあの憂鬱な空気感ってどの世代の子もあったのかもなぁ。 -
面白くて時に切ない。