犬を飼う そして…猫を飼う

著者 :
  • 小学館
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091792563

感想・レビュー・書評

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  • 犬はただ生きているだけなのにその身ひとつでたくさんのものを与えてくれる。
    飼ったことないからわからんけど猫もそうなんだろうな

  • 谷口ジローさんの実体験を元にした
    犬と、そして猫との暮らしを描く作品集。
    犬たち・猫たちについて語られた
    エッセイも収録されています。
    かわいさ、ふれあいなど心温まるお話だけでなく
    介護や共に暮らす苦労など、難しい部分も
    語られていて、そういうことも共有してきたからこそ
    より「想い」が募るのだなぁと実感します。
    犬派・猫派どちらの心にも届く一冊です。

  • わぉ~ん(追悼の遠吠え)

    小学館のPR
    犬と猫を愛するすべての人に
    著者の実体験を基に、老いた愛犬の死までを丹念に描いた『犬を飼う』。
    そして、愛犬の死後、行き場をなくしてやってきた猫たちとの生活を描いた『そして…猫を飼う』。

    本シリーズに加え、谷口氏が犬と猫との生活を描いた珠玉のエッセイ『サスケとジロー』(全16000字超)、谷口氏の後期犬まんがの傑作『百年の系譜』を収録し、1冊丸ごと、犬と猫を題材とした作品集としました。
     
    発表時に大反響を呼び、知る人ぞ知る名作として読み継がれる感動傑作、決定版としてついに登場!!


    *本書は『犬を飼うと12の短編』(小学館)収録作品の一部を抜粋し、エッセイを加えて再編集した新装版となります。刊行にあたり、すべての原稿を新たに製版し、カラー画稿はすべて4色印刷にて収録、名作『犬を飼う』シリーズの決定版となります。

    〈 編集者からのおすすめ情報 〉
    本書は、谷口ジロー先生がご自身の経験に基づき、年老いた愛犬を看取るまでを描いた、悲しくも感動的な物語です。

    発表から26年が経過し、谷口先生も亡くなられましたが、作品の持つ輝きは、今も全く褪せていません。
    むしろ、老犬の介護問題や、お子さんがいらっしゃらない家族にとっての犬や猫の存在を描いていることで、今こそ多くの人に、感じていただける部分のある作品ではないかと思います。

    小学生以上のすべての世代にお読みいただける内容ですので、幅広い世代の方に手に取っていただければと思います。
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09179256

  • 犬や猫との生活を淡々と実直にお話に落とし込んでいて、とてもよかった。
    『犬を飼う』は飼い犬タムタムの介護と看取り、『そして猫を飼う』は保護猫ボロとの出会いから出産を描いている。

    犬の介護がリアルで、時には逃げ出したくなるほどつらいのもよく分かる。本の中にこんな記述があった。『人と犬の愛の間に一つだけ不幸があるとするなら、それは人と犬の寿命に一致がみられないことだ』
    私も幼い頃から長年犬を飼いつづけている。犬の看取りは何回体験しても慣れることはない。
    生まれて小さくて無邪気な子供時代から老いて食べられなくなり寝たきりになって看取るまでを責任持って全うするのはとても辛い。でもその喜びも悲しみもすべて受け入れて、最後まで一緒に居られたことに感謝したいなと思う。

    戦時中、軍用犬として働いたベルの姿を描いた『百年の系譜』もいい話だった。戦争で死ぬのは人間だけではない。犬も沢山殺されるんだ。絶対に起こしてはならないと思う。

  • 絵が上手い。話もいい。

  • 人から勧められて読了。
    「孤独のグルメ」作者が自身の体験をもとにした漫画と、実生活を綴ったエッセイが収録されている。
    幾つかの短編で構成されているが、メインの話はタイトルにもなっている、愛犬が死を迎えるまでの日々を主人公の想いと共に描き切った「犬を飼う」と、その後引き取った猫との賑やかな暮らしを描いた「そして…猫を飼う」。
    ペットとの時間を通じて、命の重みそして儚さを感じる作品。
    動物系はどうしても号泣してしまう。

  • 命の重さや尊さを感じた、素敵な漫画。谷口さんの文章も良かった。

  • 「毎日散歩」「糞尿処理」「旅行に行けない」・・飼う前の甘い想定。でも、いつかそれが楽しみになる。しかし、どうしても克服できないこと、それが看取り。実話を語ったエッセイの中では、後から飼った猫三匹が先に逝く、前足に障害を持ったサスケが長く生きた。飼われたことが幸せだったろうか?そして、犬も逝く。その死が生み出した作品「犬を飼う」。日に日に弱っていく”タム”。寝たきりになりやせ細る。思い浮かぶのが若き元気なころの姿・・。ペットを飼うのは、人生の様々な出会いの凝縮図。いつかは誰もが死を迎える。そして、猫を飼う

  • 名作

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著者プロフィール

1947年、鳥取県鳥取市出身。アシスタントを経て、1975年『遠い声』で第14回ビッグコミック賞佳作を受賞。『「坊っちゃん」の時代』シリーズ(関川夏央・作)で手塚治虫文化賞マンガ大賞、『遙かな町へ』『神々の山嶺』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。アングレーム国際漫画祭最優秀脚本賞など、海外でも数多くの賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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