- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091808295
作品紹介・あらすじ
▼第1話/恵みの貝(前後編)▼第2話/美味しい顔(前後編)▼第3話/究極の料理人“夏編”(1~3)▼第4話/男の下味▼第5話/世界の塩梅●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞社文化部記者。膨大な食の知識を持つ「究極のメニュー」担当。ゆう子と結婚し、双子の父に)、山岡ゆう子(旧姓・栗田。東西新聞社文化部記者。士郎とともに「究極のメニュー」を担当)、海原雄山(「美食倶楽部」を主催する希代の美食家。実の息子・士郎とは反目している)●あらすじ/飛沢の友人でプログラマーの篠田は「囲碁も、コンピュータが人間に勝つ時代が来る」というひと言で婚約者の父・堅蔵の怒りを買ってしまったという。相談を受けた士郎たちが間に立つが、囲碁の棋士である堅蔵は「理詰めで美味しさの説明が出来る物を食べさせなければ許さない」と言ってきて…!?(第1話)●本巻の特徴/うつ病と診断され、苦しい治療を続ける天才料理人・岡星は、季節ごとに西氏の料理を食べることを支えに「一年間山岡に命を預ける」と士郎と約束。季節が移り、夏の料理を再現するタイミングがやってきたが、今度ははるまでもがスランプに…!? 全3編からなる表題作「究極の料理人“夏編”」 他を収録!!●その他の登場人物/西健一郎(新橋『京味』主人。希代の名人として知られる)、岡星精一(銀座で料理屋を営む板前。天才的な腕前を持つが、現在はうつ病に)、春野はる(食堂「はる」を営む女性。お総菜料理にかける情熱は人一倍)、尾沢平助(山岡夫妻が住む部屋の大家。はると再婚した)、大原大蔵(東西新聞社主)、小泉鏡一(東西新聞社取締役編集局長)、谷村秀夫(東西新聞社編集局次長兼文化部長)、富井富雄(東西新聞社文化部副部長)、飛沢周一(東西新聞社文化部記者。「究極のメニュー」の次期担当候補でもある)
感想・レビュー・書評
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常夜鍋の豚肉に下味をつけるってのは初めて聞いた。
やって見る価値あり。
鬱の人の気持ちを料理で奮い立たせようって発想がすでに前時代的。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
由真家の永遠の食のバイブル。山岡さんに惚れてるんですけど周囲に理解されません。
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順を追ってはいなのだけど何気にほぼ全部読んでる。いまはもう90巻くらいになってるんだっけ。こち亀、ゴルゴに続く強烈な長期漫画だね。
最初の頃から絵の変わりようはスゴイ。でもちゃんとキャラとストーリーもついてきてて、結構いい暇つぶしになる。とはいえ料理そのものの話は半分くらい飛ばし読みだけど。
この漫画がポピュラーになりすぎると世の中の外食産業従事者はめちゃくちゃツライなーって読むたびに思うね。もうなってるけど。1億みんなエセグルメ。食い物への執着はけだし恐ろしいまでのものだ。
初期の海原雄山の暴君ぶりが面白い。名台詞といえば「ぬぅ、このくどくて鈍重な味はどうだ!」だね。味皇も裸足で逃げ出すか。ギャンブルと酒に溺れる山岡さんのダメ男ぶりは最近では見られない現象ですな。
とはいえ結構この漫画で知った食い物への知識って多い。ときどきは料理百科ばりに役立つ漫画でもある。